最新スターウォーズ映画『ローグワン』を解説します!
この記事の目次
スターウォーズの映画を見てない人でも『ローグ・ワン』は楽しめる?
映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は、スターウォーズの本編ストーリーを補完する映画で、要するにスピンオフ映画なのです。
『ローグ・ワン』は「アンソロジー・フィルム(Anthology films)」というスピンオフ映画群の第1作目でもあり、このアンソロジー・シリーズは2018年に第2作目、2020年に第3作目が公開される予定です!
『ローグ・ワン』のストーリーは、映画スターウォーズ第1作目『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977年)より少し前のストーリーを描くお話です。つまり、時系列上ではスター・ウォーズの初代三部作映画に繋がる過去編ということになります。
では、ローグワンを絡めたスターウォーズの時系列を簡単にまとめてみますね。
映画スターウォーズの時系列(『ローグ・ワン』含む)
- 『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999年)
- 『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(2002年)
- 『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(2005年)
- スピンオフ映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』
- 『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977年)
- 『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(1980年)
- 『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983年)
- 『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』(2015年)
- 『スター・ウォーズ エピソード8』(2017年)
- 『スター・ウォーズ エピソード9』(2019年)
緑色が「旧三部作」、ピンクが「新三部作」、赤が「続三部作」と言われています。こうしてみると『ローグ・ワン』の前に「3つのスターウォーズ映画」を見る必要があるように思いますが、そんなことはありません。
スターウォーズは話の時系列順ではなく、公開年度順に見るのが一般的です。つまり、「エピソード4・5・6」→「エピソード1・2・3」→「エピソード7・8・9」という順番ですね。そして『ローグ・ワン』は「エピソード4」の過去を描く映画です。
要するに、まず『ローグ・ワン』を見た後で、スターウォーズ・シリーズに興味が出たら「エピソード4」から順番に見ていけば良いのです。
もちろん時間のある人は、事前にスターウォーズの過去映画を見るのも良いと思います。
今は『スター・ウォーズ』が「U-NEXT」という動画サイトで公開されてます。
1作目『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』は2017年8月31日まで限定配信。2作目から6作目までは、2017年5月27日まで。7作目は2020年1月28日まで視聴ができます。
スターウォーズはまとめて観たほうが100倍おもしろいので、「U-NEXT」の無料体験キャンペーン(31日間)もうまく使って、ぜひ一気に視聴してみてくださいね。
スターウォーズ映画の詳しい時系列や解説は下記の事にまとめてあります。よかったらどうぞ。
関連記事:映画『スターウォーズ』の順番と最新作へのあらすじ・時系列を一覧解説(公開予定を含む「正史」「カノン」29作品の歴史順)
スターウォーズの登場人物は『ローグ・ワン』に出るの?
スターウォーズの登場人物が『ローグ・ワン』にも出るかどうかは、みんなが気になっていた部分です。ローグワンの登場人物はあとで解説しますが、基本的にはスターウォーズのメインキャストはローグワンに出ないようです。
ただしダース・ベイダーは出る!!
すでに映画スターウォーズの本編を見た人は、ダース・ベイダーの正体も生い立ちすらも知っているわけですが、すごく簡単にいうと、ダース・ベイダーというのはスターウォーズの世界での「悪者」です。
スターウォーズの戦いは、正義である「ジェダイの騎士」と悪である「シスの暗黒卿」の争いがメインです。そのシスの暗黒卿の中で一番有名で人気のある敵がダース・ベイダーなのです。というわけで、ダース・ベイダーがどんな風に描かれるのか、そこはまだスターウォーズを詳しくない人でも注意して映画を見て欲しいですね。
ちなみにローグワンの公式サイトには乗ってませんが、スター・ウォーズ映画の「旧三部作」でヒロインだったレイア・オーガナ姫の養父ベイル・オーガナ議員も『ローグ・ワン』に登場するようです。今後スターウォーズの映画を見ていく上で、より深く楽しめるようになる要素が多くあると思うので、ぜひ『ローグ・ワン』を楽しんでくださいね。
『ローグ・ワン』はどんなあらすじ(ストーリー)の映画なの?
映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のあらすじ
銀河を支配している銀河帝国には最終兵器があった。それは超強力兵器であり宇宙要塞でもある「デス・スター」。そのデス・スターの極秘設計図を、銀河帝国に対抗する反乱軍の極秘チーム「ローグ・ワン」が盗み出そうとしていた。反乱同盟軍の指導者モン・モスマからの指令をきっかけにローグ・ワンの新メンバーとなった戦士ジン・アーソ。裏社会に精通し、一人前の戦闘スキルを持った無法者のジンには、幼い頃に遠く離れてしまった父親がいたが、その父親こそ有名な科学者ゲイリン・アーソであり、なんと彼がデス・スターに関する重大な鍵を握っていたのだ。宇宙の命運は彼らローグ・ワンに託されるが…。
ローグワンのあらすじをまとめてみました。『スターウォーズ/エピソード4』の冒頭で語られていた「デス・スター」の設計図を奪おうとする反乱同盟軍と帝国軍の戦いを描いたストーリーですね。主人公はジン・アーソという女性。ジェダイの騎士が滅びてしまった時代ということで、反乱軍チームの人間たちがどう戦っていくのかが見どころです。
同じ宇宙モノのSF映画ですが、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』よりもファンタジー要素は少なめで、『ローグ・ワン』はよりリアルな人間同士のドラマが楽しめる映画になってますね。
『ローグ・ワン』を見る前に知っておきたい『スター・ウォーズ』の基礎知識と基本用語一覧
ジェダイの騎士
銀河の万物を司るエネルギーである「フォース」と光刃を形成する剣「ライトセーバー」をあやつることができる戦士。穏やかな感情から生み出される「ライトサイド(光明面)」のフォースを使って戦います。
銀河宇宙の自由と正義ために人々を守る“守護者”です。ただローグワンの時代には、ジェダイの騎士は滅びてしまっていますね。
銀河共和国
銀河共和国は、民主主義と官僚制度によって運営される“惑星同盟”。人間、エイリアンなど、異なる種族の銀河市民でも公平に暮らせるようにと作られた「統一銀河憲法」による文明民族のための国家です。
この銀河共和国の秩序を守る存在が「ジェダイの騎士」なのですが、ジェダイと銀河共和国そのものに反抗しだした存在が「シスの暗黒卿」です。
シスの暗黒卿
シスの暗黒卿は、ジェダイの騎士と同じように銀河を司るエネルギー「フォース」をあやつることができる。しかし、ジェダイの騎士とは違って、怒りや恨みなどといった負の感情から生み出される攻撃性の高い「ダークサイド(暗黒面)」のフォースを使ってシスの暗黒卿は戦います。
有名なシスの暗黒卿には、「ダーク・シディアス」や「ダース・ベイダー」がいますね。シスの暗黒卿は、銀河共和国を脱退して「銀河帝国」を建設し、恐怖政治による圧政支配をするのです。
銀河帝国
銀河帝国はシスの暗黒卿が作りあげた一大帝国。民主主義の銀河共和国とは違い、独裁による支配をしています。ローグワンの時代では、共和国とジェダイの騎士は滅び、銀河帝国がかなりの支配力を持ってしまっています。
この銀河帝国の圧政に対抗しようとする反乱同盟軍が銀河帝国の最終兵器「デス・スター」の設計図を奪おうとする、というのが『ローグ・ワン』のメインストーリーです。
『ローグ・ワン』にはどんな登場人物(キャスト)が出るの?
ジン・アーソ
反乱同盟軍《ローグ・ワン》に新しく加わった女性の戦士。戦闘スキルだけでなく、銀河系裏社会に精通する人物である。有名な科学者ゲイレン・アーソの娘ですが、訳あって幼い頃から離れて暮らしていた。
ジン・アーソを演じるのはイギリスの女優フェリシティ・ジョーンズ。彼女は他に、マーベル映画『アメイジング・スパイダーマン2』に出演していますね。
ゲイレン・アーソ
宇宙や科学に関する深い知識を持つ有名な科学者。帝国軍も反乱軍も彼を追っている。ジン・アーソの父である。
ゲイレン・アーソを演じるのはデンマーク出身の俳優マッツ・ミケルセン。マッツは他にファンタジー映画『タイタンの戦い』やマーベル映画『ドクター・ストレンジ』に出演してます。
キャシアン・アンドー
反乱軍の情報将校で、ジン・アーソの監視役。情報を巧みに利用した戦術を考える能力がある。性格は冷静沈着でルールを守ることを重視する。警備ドロイドのK-2SOとは強い絆で結ばれている。
キャシアン・アンドーを演じるのはメキシコ出身の俳優ディエゴ・ルナ・アレクサンダー。彼は恋愛コメディ映画『ターミナル』にも出演していますね。
チアルート・イムウェ
小さな砂漠の衛星ジェダ出身のローグワンのメンバー。青色の美しい目をしているが実は盲目。しかし、目が見えないとは思えない戦闘スキルを持っている。すでに滅びてしまったジェダイの騎士とフォースの存在を信じている。
チアルート・イムウェを演じるのは香港出身の俳優ドニー・イェンです。長らく香港の映画界で活躍してきたドニー。今まではオファーを断っていたドニーはこの『ローグ・ワン』以降、ハリウッド映画にも積極的に出演していく方針らしい。過激なアクションが得意な俳優さんなので楽しみですね。
ベイズ・マルバス
チアルートと同じ衛星ジェダ出身で、ローグワンのメンバー。重そうな赤い甲冑(かっちゅう)と背中に抱えた巨大銃「ブラスター」で敵と戦う。チアルートと違ってフォースの存在を疑っているが、相棒であるチアルートとは深い絆で結ばれている。
ベイズ・マルバスを演じるのは、中国出身の俳優チアン・ウェン(姜文)です。
ボーディー・ルック
チアルート、ベイズと同じ衛星ジェダ出身でローグワンのメンバー。もともとは帝国軍側にいたが、彼らのやり方についていけず反乱軍のパイロットとなる。反乱軍随一の操縦テクニックを持っている。怒りっぽい性格だが、パイロットとしての才能は誰にも負けない。
ボーディー・ルックを演じるのはイングランド出身の俳優リズ・アーメッド。リズはラッパーでもあります。
ソウ・ゲレラ
ジャングルの惑星オンダロン出身で、反乱軍の戦士。兵士としての実力は本物。ただ、過激であとさき考えない性格のせいで、敵だけじゃなく味方である反乱同盟軍のメンバーからも目をつけられている。
ソウ・ゲレラを演じるのはアメリカ人俳優フォレスト・ウィテカーです。
ダース・ベイダー
銀河全体に悪名をとどろかせるシスの暗黒卿の1人。帝国軍の司令官かつ、銀河皇帝ダーク・シディアスの右腕である。
ダース・ベイダーを演じるのはアメリカ人俳優ジェームズ・アール・ジョーンズ。映画スターウォーズの「エピソード3・4・5・6」でダース・ベイダー役(声)をつとめているのもジェームズ・アール・ジョーンズですね。
オーソン・クレニック
真っ白な軍服に身を包んだ帝国軍の高階級将校。残酷な性格だが、帝国への忠誠心はあまりない。帝国軍の機動歩兵「デス・トルーパー」部隊を率いて反乱同盟軍を滅ぼそうとしてくる。
オーソン・クレニックを演じるのはオーストラリア出身の俳優ベン・メンデルソーン。アメコミ映画『ダークナイト ライジング』(バットマン)にも出演しています。
K-2SO
もともとは帝国軍が開発した監視用ドロイド。ロボットだったが、キャシアン・アンドーが反乱軍用に再プログラムした。過去にとある”過ち”をおかしている。自信家な性格をしている。
K-2SOを演じるのはアメリカ人俳優アラン・テュディック。『アナと雪の女王』やSF映画『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』にも出演しています。
ストームトルーパー
白いバケツ型のヘルメットをかぶる帝国軍の機動歩兵。賞金稼ぎジャンゴ・フェットの遺伝子を基に創られたクローン「クローン・トルーパー」の全身である。しかしローグ・ワンの時代では、人間歩兵も加わって、クローンと人間の混合部隊となっている。
デス・トルーパー
全身を黒ずくめの帝国軍、機動歩兵。ストームトルーパーのエリート版で、帝国軍将校オーソン・クレニックのボディガードも務めている。
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は続編モノの映画なの?
映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は、「アンソロジー・シリーズ」の第1作目の作品。2016年以降、2年ごとに続編が作られ、全部で『三部作』となる予定です。今後の公開予定は次のとおり。
- 第1作目『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016年)
- 第2作目『タイトル未定』(2018年)
- 第3作目『タイトル未定』(2020年)
第2作目は、スターウォーズに登場したメインキャラクター「ハン・ソロ」の若かりし頃を描くストーリーになります。こちらも過去編なので、直接スターウォーズの本編に影響を与えない物語になりそうですね。詳しいことが分かり次第、追記したいと思います。
『ローグ・ワン』を見たあとにスターウォーズの映画が見たくなったらどうしたらいいの?
スピンオフ映画である『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』を観るとスターウォーズの映画も観たくなりますね。しかし、スターウォーズの映画は『旧三部作』『新三部作』『続三部作』という9作品もあります(公開予定含む)。
なのでスターウォーズの時系列がよく分からないという人のために、スターウォーズの見る順番をまとめた記事をつくって解説しました。
関連記事:映画『スターウォーズ』の順番と最新作へのあらすじ・時系列を一覧解説(公開予定を含む「正史」「カノン」29作品の歴史順)
『ローグ・ワン』のストーリーは、そのままスターウォーズ第1作目の映画『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』に繋がるように出来ています。『ローグワン』を見てスターウォーズが観たくなった人は、上記の記事でスターウォーズのあらすじや見どころ、時系列をチェックしてみてください。