研究所ガイド

カテゴリー

CGアニメ版バイオハザードが実写映画版より高評価の5つ理由

フルCGアニメ映画第3作目『バイオハザード ダムネーション』の登場人物と画像

バイオハザード映画の最新作のキャストと画像

バイオハザード作品は『映画』だけじゃない。『フルCGアニメ版』というのがある。

実はファンの間では、映画版よりもCGアニメ版の方が人気が高く高評価を得ているという話を耳にした。実際に僕が見比べてみたところ、アニメ版の方がよりバイオハザード感が強くてハマったので、今回はなぜアニメ版のバイオハザードがおすすめなのかをまとめておくことにする。

映画版しかみたことのない人はぜひアニメ版のバイオハザードを見て欲しい。ただ映画版もアクション映画としてかなり面白いので、バイオハザード映画を見てない人はそちらも要チェックだ。

関連記事:これからバイオハザード映画を見る人向けにあらすじと時系列を解説する

 バイオハザードの『フルCGアニメ版』の時系列

2017年までのバイオハザードのアニメは全部で4作品。これからアニメ版のバイオハザードを見る場合は時系列にそって見ていく方が楽しめるので、まずは簡単にまとめておく。

CGアニメ版だけの時系列

ゲーム版バイオハザードの経験がない人は、ゲームの話をされても困るはず。でも大丈夫。嬉しいことにアニメ版のバイオハザードは、バイオハザードゲームの経験がなくても十分楽しめるように作られている。

まずは以下の時系列にそって観ていけば大丈夫だ。

  1. Biohazard 4D-Executer(2000年)
  2. バイオハザード ディジェネレーション(2008年)
  3. バイオハザード ダムネーション(2012年)
  4. バイオハザード ヴェンデッタ(2017年)

もっと言えば、1作目の『Biohazard 4D-Executer(2000年)』は見なくてもいい。

時期によってはネット上で公開されている動画を無料で視聴することもできるが、ファンの人以外が無理に見る必要はないと思う。もともと『Biohazard 4D-Executer』は遊園地のアトラクション用に作られた作品だからだ。

要するに、バイオハザードのアニメは第2作目の『バイオハザード ディジェネレーション』から見るのがおすすめだと言える。そして第3作目の『バイオハザード ダムネーション』、第4作目の『バイオハザード ヴェンデッタ』へと視聴を進めていけばいいのだ。

ちなみに、『バイオハザード ディジェネレーション』は「Hulu」という動画サイトで今すぐ視聴することができる。また、『バイオハザード ダムネーション』も「U-NEXT」で2017年3月31日まで限定配信されている。

どちらも配信が終わってしまうと、なかなか観れない作品なので早めにぜひチェックしておいて欲しい。

ゲーム版とアニメ版を合わせた時系列

一方、ゲーム版バイオハザードの経験がある人の場合は、『ゲームとアニメ両方を合わせた時系列』を把握していくことがおすすめである。

なぜならアニメ版バイオハザードは、バイオハザードゲームのストーリーや時系列を元に作られている作品だからだ。ゲームのストーリーと絡めることで、バイオハザードのアニメはさらに面白くなる感じられるようになるのだ。

ゲーム版とアニメ版を合わせた時系列は、次のとおり。

  1. バイオハザード(1996年)
  2. バイオハザード2(1998年)
  3. バイオハザード3 LAST ESCAPE(1999年)
  4. バイオハザード CODE:Veronica(2000年)
  5. バイオハザード0(2002年)
  6. バイオハザード4(2005年)
  7. アニメ版『バイオハザード ディジェネレーション』(2008年)
  8. バイオハザード5(2009年)
  9. アニメ版『バイオハザード ダムネーション』(2012年)
  10. バイオハザード6(2012年)
  11. バイオハザード7 レジデント イービル(2017年)

つまり、2008年公開アニメ『バイオハザード ディジェネレーション』はゲーム版のバイオハザード4とバイオハザード5の間のストーリー。2012年公開アニメ『バイオハザード ダムネーション』はゲーム版のバイオハザード5とバイオハザード6の間のストーリーということになる。

2017年公開アニメ『バイオハザード ヴェンデッタ』は、どのようにゲーム版のストーリーと絡むのか分かっていないので、情報が入り次第追加しようと思う。

CGアニメ版バイオハザードが『映画版』よりも面白い5つの理由

というわけで本題の『なぜバイオハザードはアニメ版の方が映画版よりも面白いのか』という疑問にお答えしていく。理由は全部で5つある。

1.アニメ版は映画よりも主人公が強すぎない

バイオハザード5の登場人物

正直に言って、映画版のバイオハザードは主人公のアリスが強すぎる。主人公が強すぎるせいで、バイオハザード本来の『恐怖感』や『絶望感』を味わいにくいのだ。個人的には、映画版バイオハザードでは『サバイバル感』もあまり感じられなかった。「最終的にアリスがなんとかしちゃうんでしょ?」という気持ちで見てしまったからだと思う。

その点、アニメ版の主人公は映画の強すぎないので映画版よりも感情移入がしやすい。アニメ版の主人公であるレオン・S・ケネディも十分強いが、アリスのように超人的なパワーや超能力は持っていないので、より近い目線でストーリーを追うことができるのだ。

もちろん映画版のアリスは『強さ』が魅力であり、さらに『人間味のある心』も持っている。アリスが活躍すると嬉しいので映画版のバイオハザードも好きだ。しかし作品としてよく作られているのはアニメ版のバイオハザードだと思う。

2.アニメ版の方がシナリオが現実的でしっかりしている

フルCGアニメ映画第3作目『バイオハザード ダムネーション』の登場人物と画像

実際のところ、映画版のバイオハザードに『ストーリー性』はほとんど存在していない。「バイオハザードの映画は、アリスとアンブレラ社が戦っているだけの話だ」と簡単にまとめることができるからだ。

急にクローン人間が大量発生したりアリスが超能力に目覚めるなど、何でもありな所が映画版バイオハザードには多くある。サバイバル系のゾンビ映画だったはずが、いつのまにかSF系のアクション映画になっているのがバイオハザードの映画だ。

一方、アニメ版のバイオハザードは各登場人物の心情や行動が丁寧に描かれている。レオン・S・ケネディやクレア・レッドフィールドの行動がストーリーに影響を与えていくなど、ドラマ性もあって面白い。とくにシナリオ重視の人に、アニメ版のバイオハザードをおすすめしたいと思う。

3.ゲーム版の世界と繋がっている

フルCGアニメ映画第2作目『バイオハザード ディジェネレーション』の登場人物と画像

映画版にはない要素が、アニメ版のバイオハザードにはたくさん出てくる。アニメにはゲーム版の設定や敵キャラが多く登場するのだ。

たとえば映画版には「T-ウイルス」しか出てこないが、アニメ版には「T-ウイルス」と「G-ウイルス」の2つが出てくる。ウイルスに感染した人間が変身シーンをしっかりと見せてくれたのもアニメ版の方だった。

リッカーなども映画版ではオリジナルバージョンとして登場するが、アニメ版はよりゲームの設定に忠実なので、アニメではバイオハザードファンにとって嬉しい『バイオハザード感』が十分に味わえると思う。

4.映画版では出番の少ないキャラがアニメ版では活躍する

バイオハザード映画の主な登場人物(キャスト)

映画版のバイオハザードでは、基本的にはアリスだけしか活躍しない。アリス以外の登場人物は、少し活躍したとしても続編まで生き残ることは殆どなく、ほとんどのキャラクターが映画の中で死んでしまう。

その点、アニメ版のバイオハザードは多くの登場人物が活躍する。『バイオハザード ディジェネレーション』を見ても、レオン・S・ケネディやクレア・レッドフィールド、アンジェラ・ミラー、ロン・デイビス上院議員など多くのキャラクターに焦点が当てられているのだ。

とくにロン・デイビス上院議員は非常に良いキャラをしていて、映画版のバイオハザードにはこういう憎たらしい悪キャラは出てこない。あなたが「登場人物の活躍」を楽しみたいタイプの人なら、バイオハザードのアニメはおすすめである。

5.アニメ版は忙しい人でもサクッと見終えることができる

フルCGアニメ映画第4作目『バイオハザード ヴェンデッタ』の登場人物と画像

アニメ版は1つ1つの作品がしっかり完結するので、忙しい人でもすぐに満足することができる。最初の『バイオハザード ディジェネレーション』だけ見るのも良いし、『バイオハザード ダムネーション』だけ見るのでも構わない。

一方で、映画版のバイオハザードは最終作を除く全5作品のうちストーリーが綺麗に完結する作品は1つもない。要するにバイオハザードの映画は全て「次回作へのプロローグ」で終わっているので、6作品を一気に見ないとストーリーが完結しないのだ。

アニメ版のバイオハザードなら、90分の空き時間さえあれば手軽に視聴することができる。今なら『バイオハザード ディジェネレーション』はHuluで、『バイオハザード ダムネーション』はU-NEXTで好きなときに見れるのでおすすめだ。僕もこれで視聴した。

ただし『バイオハザード ダムネーション』は2018年12月31日までの限定配信なので要注意。

スマホでもPCでも、もちろんタブレットでも見ることが出来るので、ネット上でサクッと見たい人におすすめしたい。もちろん通信費がかからないように、Wi-Fi環境で利用して欲しい。

とはいえ映画版のバイオハザードも要チェックである

アニメ版のバイオハザードばかり褒めてきたが、「映画版もなかなか楽しめた」というのも言っておきたい。ゾンビ映画として考えれば、バイオハザードは他のゾンビ映画とは全然違うタイプのアクションとストーリーが詰め込まれていて面白かった。

僕は『バイオハザード』をゾンビ映画の名作の1つと考えていいと思っている。

関連記事:ゾンビ映画の名作一覧!おすすめのゾンビ作品を最新作まで徹底解説【初心者OK / 随時更新】

バイオハザードの映画には日本人俳優として中島美嘉やモデルのローラが登場する。とくに普段の姿を知っている中島美嘉がゾンビとなって動いているシーンは思わずにやけてしまった。中島美嘉は第4作目の『バイオハザードIV アフターライフ』と第5作目の『バイオハザードV リトリビューション』に、モデルのローラは第6作目の『バイオハザード: ザ・ファイナル』に出演しているので、ぜひチェックしてみて欲しい。

関連記事:これからバイオハザード映画を見る人向けにあらすじと時系列を解説する

同じカテゴリーの記事はこちら
同じカテゴリーの記事