現代社会にゾンビが発生したら・・・
「もし現代社会にゾンビが発生したら・・・」と不安なあなた。現実はすでに深刻です。
実のところ、この現代には『ゾンビ』が密かに発生していて、日本中いたる所に現れているという事実があります。「そんなはずはない。ゾンビは居ない。」と考えてしまうあなたは、まだ気づいていないだけ。もしかしたらあなたも『ゾンビ』かもしれないのです。
なので今すぐ自分が『ゾンビ』に当てはまっていないことを確認してください。あなたも実はすでに『11種類のゾンビ』のうちのどれかかもしれないのですから……。
現代社会で発生している11種類の隠れゾンビ人間一覧
ポケモンGOゾンビ
ポケモンGOで時間を消費している人はどうみてもゾンビ。
専門家の間では『ポケモンGOゾンビ』と呼ばれています。
何も考えず、うろうろと街をさまよい歩いてる姿はゾンビそのもの。彼らは「ポケモン」という人肉をGETすることに死力を注いでいるわけです。
「他のゾンビよりも、はやく良い人肉(ポケモン)をGETするためにはどうしたらいいのか?」という本能だけに突き動かさせている、最新型の現代ゾンビ。
想像してみてください。もしあなたが「ポケモン」だったとしたら。
上の画像を見て、さまよい襲いかかるポケモントレーナー(ゾンビ)がいかに恐ろしいか、きっとわかるはずです。もうこの街はポケモンGOゾンビだらけなので家の外には出れません。自分がポケモンだったらとんでもなく恐ろしい光景です。
あなたも『ポケモンGOゾンビ』ではありませんか?
ソーシャル依存ゾンビ
SNSで毎日必死に発信している人も、完全にゾンビ。
フォロワーという人肉を得るために毎日他のゾンビと競い合っているわけです。
みんな「賢そうな投稿」をFacebookに、「面白い投稿」をTwitterに、「美的センスのある投稿」をInstagramに出すことに必死なソーシャル依存ゾンビたちです。
「知識が豊富に見える投稿」を、NewsPicksに投稿している人も当然ゾンビでしょう。
昔はちゃんと生きていた人たちですが、みんな「SNSで人肉が食えるぞおお」という噂を聞きつけ集まり、いつの間にかゾンビになっちゃったわけです。ソーシャル依存ゾンビの感染力は凄まじいので、毎日次々と新しいゾンビが誕生しています。
「自分はゾンビだ」という自覚がない人も多いですが、ソーシャル依存ゾンビは現代社会が生んだもっとも急速に勢力を拡大している現代型ゾンビです(僕もこのゾンビ)。
社畜ゾンビ
日本において、もっとも伝統的なゾンビ。それが『社畜ゾンビ』です。
現代ではいまだに根強い人気があります。
決められた時間に、決められた服を着て、決められた場所へ行くという「周りのゾンビたちに合わせた行動」をするのが楽なのかもしれません。
誰もが『社畜ゾンビ』になる権利をもっています。とくに日本はゾンビ小学校、ゾンビ中学校という義務教育の時代から「ゾンビ教育」が盛んです。
しかし高所得者、いや、多食肉者になるにはそれなりのゾンビスキルが必要ですから、他のゾンビたちには負けないゾンビ力を身に付ける必要があります。社畜ゾンビとしての格差は広がる一方なので、たくさんお肉を食べたい人は必死にがんばらないといけません。
ダイエット女性ゾンビ
ダイエット女性ゾンビは女性のゾンビ。
「とにかく細くあれ」という集団的心理(ウイルス)によって生み出された女性のゾンビです。本人が感染を自覚していないことも多いようです。
現代の男性たちはダイエット女性ゾンビを「脱ゾンビ化」させたいと思い、「細すぎるのは本当は嫌だ抗ウイルス剤」で抵抗しているのですが、なぜか多くの女性ゾンビたちはその免疫を持っているので効きません。
テレビや雑誌に出てくる『美しいダイエット女性ゾンビ』はとんでもない感染力をもっているので、彼女らに憧れた女性たちがどんどん新しいゾンビになっていくわけです。
あなたの周りに『ダイエット女性ゾンビ』はいませんか?
バブル経済ゾンビ(大量生産大量消費ゾンビ)
バブル期という日本がたまたま恵まれていた時代に大量発生したゾンビ。
それが『バブル経済ゾンビ』です。
「とにかく消費することが最高だ」という思想(ウイルス)を政府や社会によって感染させられ、かつて一大勢力を築き上げたゾンビなのですが、現代では年々人口は減り続けています。
「結婚式」「マイホーム」といったブライダル業界、不動産業界などは、未だにこれらのバブル経済ゾンビがお客様なので、未だに麻痺した状態のゾンビたちを増やし取り込もうと必死になっているわけです。
近年、バブル経済ゾンビに対抗して「ミニマリストゾンビ」なるものも生まれてきているので、新しい時代が幕開けそうな雰囲気はありますね。
多くのゾンビたちが「バブル経済ゾンビのままでは人肉は貪(むさぼ)れないのだ」と気づき始めているので、絶滅も時間の問題かもしれません。
就活生ゾンビ
大学3年生から大学4年生の時期に、大量発生するゾンビ。
それが『就活生ゾンビ』です。
就活セミナーという名のウイルス拡散会場に招待された就活生は、一様に同じリクルートスーツに身を包み、ゾンビ化していきます。
彼らはゾンビなので自ら望んでいるのかどうかはもはや関係なく、就活生ゾンビたちは皆『社畜ゾンビ』へのステップアップに必死なわけです。
面接でも「うがが・・・御社の理念ぐああ・・・」と唸(うな)り、必死に人肉(内定)をもらおうと必死です。
最近は『社畜ゾンビ』になりたくない人も増えてきているので、起業や新卒フリーランスという、脱ゾンビ化の道へ進む就活生ゾンビもいますが、まだ数はそう多くありません。
スマホ中毒ゾンビ
スマホが普及しすぎたため、大量発生したゾンビ。
それが『スマホ中毒ゾンビ』です。
電車の中のスマホ、食事中のスマホ、おトイレ中のスマホ、ありとあらゆるところで人肉(スマホ)を取り出し、貪(むさぼ)り尽くすゾンビたち。
彼らの一部は『ポケモンGOゾンビ』や『ソシャゲ依存ゾンビ』なので、「何ゾンビか」を一目で正確に判断するのは至難のわざでしょう。
昔は、最大勢力となっていた『テレビ中毒ゾンビ』も今は見る影もなく年々減り続けていますが、スマホ中毒ゾンビもいずれは衰退していく運命なのでしょうか?その答えを現代人が見つけるのはもう少し先になりそうですね。
ソシャゲ依存ゾンビ
『パズドラ』『モンスト』などのソシャゲ(ソーシャルゲーム)にハマるゾンビたち。
それが『ソシャゲ依存ゾンビ』です。
ソシャゲ会社陣は人肉(レアキャラ)という餌を使い、非常に巧みな方法でソシャゲ依存ゾンビたちを釣り続けています。
「ガチャ」によってしか人肉(レアキャラ)を手に入れられないので、ソシャゲ依存ゾンビたちも必死です。
『ポケモンGOゾンビ』とは違って外に徘徊することはないので、一見ゾンビには見えませんが、もはや思考や行動すらソシャゲ会社にコントロールされているので非常に危険なゾンビに違いありません。
ポケモンGOゾンビよりも不健康なゾンビになりやすいので、運動不足にはご注意を。
人脈ゾンビ
「人脈ぐああ・・・」が口癖で、とにかく人肉(人脈)を求め社会をさまよい歩くゾンビ。
それが『人脈ゾンビ』です。
人脈と人肉の語感が似ていますが、人脈ゾンビたちは自分たちがゾンビであることの自覚は持っていません。
まだ人間だった頃の記憶を頼りに、彼らは「異業種交流会」などへと足を運んでいるのです。
人脈ゾンビの一番の悲しさは、彼らが襲いかかる相手もまた人脈ゾンビだということです。要するに人脈を求めてやってくるのは「人間ではなく人脈ゾンビ」なのですが、そこに気づく人はそもそも人脈ゾンビにはならないのです。
結局「名刺交換」というのは「人脈ゾンビたちの噛みつき合い」なので、新鮮な人間の人肉(人脈)が手に入ることは基本ありません。
ただ、ごく稀に新鮮な人肉(人脈)が手に入る場合もあり、高ぶる期待を胸に人脈ゾンビたちは夜な夜な人脈作りに力を注いでいるのです。
ブログ運営ゾンビ
ブログ運営をしている人はだいたいこのゾンビ。
『ブログ運営ゾンビ』です。
彼らはアクセスや収益といった「人肉」を得るために、他のブログ運営ゾンビと競い合っています。彼らはそれなりにゾンビの自覚があるのですが、自らを止められずどんどんゾンビ化を悪化させていく傾向があります。
プロゾンビブロガーのイケダハヤト師というゾンビがこの界隈では有名ですが、他にもいろいろな派閥があるようです。
「ブログゾンビカレッジ」というブログ運営ゾンビを作り出すゾンビスクールも最近は流行っていて、なかなか変化の激しい業界のようです。
意識高い系ゾンビ
朝起きたらスタバにいってMacBookAirでネットサーフィン。
これが『意識高い系ゾンビ』です。
英語の勉強や読書をしているゾンビも多く見かけます。
彼ら意識高い系ゾンビにとっては「抹茶フラペチーノ」や「洒落おつコーヒー」が『人肉』というわけではありません。周りからの「きっとあの人凄く出来る人ね」という視線こそが「ごちそうさま」なのです。
「あの人かっこよくない!?」と思われたい飢餓感が半端なく、本能のまま飽くなき承認欲求で世の中を徘徊している。そんな『意識高い系ゾンビ』が現代社会で確実に増えてきています。
あなたも『意識高い系ゾンビ』ではありませんか?
脱ゾンビのススメ
要するに、現代人は皆、『何かしらのゾンビ』なのです。
脱ゾンビがしたい人は「まずゾンビとはどういうものか?」を知ることが第一です。
というわけで『ゾンビ映画』を観ましょう。
おすすめのゾンビ映画はたくさんご紹介できますが、そもそもゾンビ映画というのはゾンビという存在を通して「こうした愚かな人間の行動」を教えてくれるものだということを知ってください。
多くのゾンビ映画の名作では「現代社会」への痛烈な皮肉や社会風刺がメッセージとして込められています。ゾンビ映画を見ることで現代社会のおかしな点が見えてくるのです。
ただ、現代のゾンビたちはゾンビじゃないと分からない『楽しさ』を知っています。『ゾンビの楽しさ』を知らないまま死んでいくのは悲しいことなのかもしれません。
『ゾンビ』として死ぬのも、それはそれで良い人生なのでしょうか?
ぜひゾンビ映画を観てください↓