『ラ・ラ・ランド』を徹底解説!
世界中で大ヒットをしてるミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』は、なにが凄い・・・!?
この記事の目次
映画『ラ・ラ・ランド』の受賞歴・ノミネート数が凄い?
第74回ゴールデングローブ賞では史上最多7部門を受賞
『ラ・ラ・ランド』は2016年の12月2日に全米で公開。そこから、たった2ヶ月で「興行収入1億ドル」を突破……!
凄いのは「売上」だけじゃありません。注目すべきは「評価」のされ方ですね。
まず、「76回ゴールデングローブ賞」で、以下の7部門を制覇してるんです。
賞・映画祭 | カテゴリー・部門 | 結果 |
---|---|---|
第74回ゴールデングローブ賞 | 作品賞/ミュージカル・コメディ部門 | 受賞 |
主演男優賞/ミュージカル・コメディ部門 | 受賞 | |
主演女賞/ミュージカル・コメディ部門 | 受賞 | |
監督賞 | 受賞 | |
脚本賞 | 受賞 | |
主題歌賞 | 受賞 | |
作曲賞 | 受賞 |
『ラ・ラ・ランド』は、ミュージカル・コメディ部門の「作品賞」「主演男優賞」「主演女優賞」、さらに「監督賞」「脚本賞」「主題歌賞」「作曲賞」という7つの賞を受賞。
この7部門というのは、「ゴールデングローブ賞」の歴史の中でも、史上最多。70年以上に及ぶ歴史ある賞ですから、それだけ『ラ・ラ・ランド』の凄さが分かりますね……。
第89回アカデミー賞ではアカデミー史上最多14ノミネート
そして世界中が最も注目する映画賞「アカデミー賞」では、以下の13部門14ノミネートを達成……!
賞・映画祭 | カテゴリー・部門 | 結果 |
---|---|---|
第89回アカデミー賞 | 作品賞 | ノミネート |
監督賞 | ノミネート | |
主演男優賞 | ノミネート | |
主演女優賞 | ノミネート | |
脚本賞 | ノミネート | |
撮影賞 | ノミネート | |
編集賞 | ノミネート | |
美術賞 | ノミネート | |
作曲賞 | ノミネート | |
歌曲賞(曲名:Audition) | ノミネート | |
歌曲賞(曲名:City of Stars) | ノミネート | |
衣装デザイン賞 | ノミネート | |
音響編集賞 | ノミネート | |
録音賞 | ノミネート |
……この14ノミネートは、1997年の伝説的大ヒットを記録した『タイタニック』以来の快挙!
歌曲賞に至っては、『Audition』『City of Stars』の2曲もノミネートしています。個人的には、コミカルなシーンで流れる『Lovely Night Dance』の雰囲気が好きですけどね。早く日本語字幕で聴きたい……。
「作品賞」「監督賞」「主演男優賞」「主演女優賞」「脚本賞」「撮影賞」「編集賞」「美術賞」「作曲賞」「歌曲賞」×2「衣装デザイン賞」「音響編集賞」「録音賞」という14つの賞のうち、実際にいくつの賞を受賞できるのか。楽しみですね!
追記:
なんと、ラ・ラ・ランドは、、主演女優賞(エマ・ストーン)、監督賞、作曲賞 、歌曲賞(City of Stars)、美術賞、撮影賞、の6部門を受賞しました。「作品賞」のときに間違えて名前を呼ばれてしまうトラブルがありましたが、それでも快挙ですね!
「2018年8月1日」まで視聴できます!→『ラ・ラ・ランド』
第70回英国アカデミー賞でも最多5部門を受賞
さらに、「第70回英国アカデミー賞」でも、今期の最多受賞! 以下の5部門で受賞が決まりました。
賞・映画祭 | カテゴリー・部門 | 結果 |
---|---|---|
第70回英国アカデミー賞 | 作品賞 | 受賞 |
監督賞 | 受賞 | |
撮影賞 | 受賞 | |
作曲賞 | 受賞 | |
主演女優賞 | 受賞 |
『ラ・ラ・ランド』が受賞したのは、「作品賞」 「監督賞」 「撮影賞」 「作曲賞」 「主演女優賞」の5つ! 惜しくも「主演男優賞」は逃してしまいました。
ちなみに主演男優賞は、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のケイシー・アフレックが受賞したようです。『マンチェスター・バイ・ザ・シー』は2017年5月の日本公開なので、そちらも必見ですね。
参考:2017年公開予定映画のおすすめ一覧。1月から12月まで徹底解説!【保存版】
『ラ・ラ・ランド』はそのほかにも、ヴェネツィア国際映画祭や放送映画批評家協会賞、サテライト賞などで、数え切れないほどの賞を受賞してます。これは見るしかなさそうですね……!
ぜひ視聴してみてください!→『ラ・ラ・ランド』
アカデミー賞の「歌曲賞」にもノミネートした『ラ・ラ・ランド』で聴いておきたい2曲
ピアノ伴奏が美しいミディアムナンバー『Audition』
夢を叶えようとするエマの心を静かに歌い上げた名曲……!
「どうか乾杯を夢追い人に たとえ愚かにみえても」「どうか乾杯を 厄介な私たちに」という歌詞、めちゃくちゃ良いですね……。
ラ・ラ・ランドのデュエット曲『City of Stars』
恋愛ミュージカル映画といえば、デュエット曲ですね!
前半はライアン・ゴズリングのソロで、後半がエマ・ストーンとのデュエット。「それは愛 人は皆誰かに愛されたいから」という歌詞からの掛け合いやユニゾン、ハモリが素敵です。覚えてカラオケで歌うと楽しいと思いますね!
『ラ・ラ・ランド』のキャッチコピーは「観るもの全てが恋に落ちる、極上のミュージカル・エンターテイメント」
『ラ・ラ・ランド』は、キャッチコピーからしても素敵。
日本でのキャッチコピーは「観るもの全てが恋に落ちる、極上のミュージカル・エンターテイメント」。ということは、分かりますよね……。
『ラ・ラ・ランド』は、異性との映画デートに最適な映画! もちろん一人で感傷に浸るのも悪くないし友達と見るのもいいですが、できれば「デート」で見たい映画です。
しかも話を聞いていると「ラ・ラ・ランドは観たい!」いう女の子がめちゃくちゃ多い。なので『ラ・ラ・ランド』は初デートのチャンスかもしれませんね。
「デート相手が居ない……」という人は、相手をまずは頑張って見つけないといけませんが……。一応、pairsというスマホアプリはよく出会えるらしい。登録自体は無料なので試して見るのもいいかもです。
『ラ・ラ・ランド』をネタバレなしであらすじ・見どころを解説
『ラ・ラ・ランド』のあらすじ
多くの夢追い人が集まるロサンゼルス。どうしても女優になりたいミアは、オーディションを受け続けているが一向にうまくいかない。ある日、綺麗なピアノの音色に誘われて入ったバーで、ジャズピアニストのセバスチャンと出会う。さらに数日後、ミアは、とあるパーティ会場で不機嫌そうに80年代ポップスを演奏するセバスチャンと再会する。ぶつかりあう2人だったが、ミアとセバスチャンはお互いの才能や夢に惹かれ、恋に落ちていく…。
以降のストーリーは見てのお楽しみ。ストーリー以外の見どころを解説していきます。
『ラ・ラ・ランド』の見どころ
- 作曲賞や歌曲賞を勝ち取った「ミュージカル音楽」
- アカデミー賞にもノミネートした「オシャレな衣装」
- 風景や衣装のうつくしい色彩づかい
すでにYouTubeで『ラ・ラ・ランド』の音楽を聴くことができます。アカデミー賞にノミネートした『Audition』と『City of Stars』がおすすめ。この記事の中で聴けるように動画をあとで埋め込んでおきますね。
また、主人公の2人(エマ・ストーンとライアン・ゴズリング)は、映画の撮影で約50回ずつも衣装チェンジを行ったらしい。その考えつくされたオーダーメイドの上品な衣装も『ラ・ラ・ランド』の見どころの1つ。ファッションに興味ある人にもおすすめの映画になってるでしょうね。
最後に、映画『ラ・ラ・ランド』は、風景や色づかいにも注目です。華やかなロサンゼルスの街並みや古びたカフェ、派手なステージ衣装とドレス衣装……。主役の2人の衣装の合わせ方も素敵です。カップルで見に行った人は、デートコーデの参考にできそうですね!
『ラ・ラ・ランド』はラスト7分が泣ける……。
映画の前半は、ジャズと古き良きアメリカをこよなく愛するセブと、ハリウッドの華やかなアメリカ生活を夢見るミアという、全く価値観のちがう男女が仲良くなっていくストーリーです。
純粋にジャズやミュージカルの音楽が楽しめるような演出になっていますね。
ですが、だんだんと人生の歯車が狂い始め、お互いに溝ができてしまう。
「ラ・ラ・ランド」のラスト7分間では、互いに成長した5年後のセブとミアが再会し、出会いのあの曲が流れます。このクライマックスはものすごく感動的なので、ぜひ見て欲しいなと思いますね。
『ラ・ラ・ランド』の登場人物。主演女優と主演男優がすごい!
エマ・ストーン(『アメイジング・スパイダーマン』)
『ラ・ラ・ランド』で、女優志望でオーディションを受け続けている「ミア」を演じているエマ・ストーン。
エマ・ストーンはぼくも大好きな女優です。ややグラマーな体型に美白で大きな目がチャームポイントの素敵なんですよね。
『ラ・ラ・ランド』以外の有名な主演映画だと、『ゾンビランド』や『小悪魔はなぜモテる?!』、『アメイジング・スパイダーマン』、『アメイジング・スパイダーマン2』、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』などがありますね。
『ゾンビランド』のエマ・ストーンは、ギャルっぽい腹黒の女性の役でしたが、ゾンビ映画が好きな人は必見です。
参考:ゾンビ映画の名作一覧!おすすめのゾンビ作品を最新作まで徹底解説
『アメイジング・スパイダーマン2』のエマ・ストーンには泣きましたね……。いや、あまりの衝撃にしばらく呆然としてしまいました……。
ライアン・ゴズリング(『きみに読む物語』)
一方、『ラ・ラ・ランド』で売れない男性ジャズピアニストの「セバスチャン」を演じるのはライアン・ゴズリング。
ライアン・ゴズリングといえば、『きみに読む物語』や『ドライヴ』が有名です。
とくに『きみに読む物語』はファンタジーのような美しい男女の恋愛を描いた純愛映画。『ラ・ラ・ランド』と同様に、異性と見るとほっこりできると思いますね。
『ラ・ラ・ランド』のヒットで、確実にライアン・ゴズリングの主演映画はこれから増えるはず。楽しみにしておきましょうね!
『ラ・ラ・ランド』、日本での公開開始日は2月24日(金)です!
というわけで、世界中で旋風を巻き起こしている『ラ・ラ・ランド』。
日本での公開日は2月24日(金)です。今から予定を空けておきましょう〜!