2017年8月19日、ダイバージェントシリーズの最新作『ダイバージェントFINAL』(第3作目)が公開されます!
ということで、過去2作品、
を見たので、シリーズの時系列とあらすじをまとめておきます!
映画『ダイバージェント』シリーズは、人類を「無欲」「平和」「高潔」「勇敢」「博学」の5つの派閥に分類・管理する体制の未来社会のなかで、どこにも所属できない「異端児」たちの葛藤を描くSF映画です。
原作は、ヴェロニカ・ロスのヤングアダルト小説『ダイバージェント』。賛否両論を巻きおこした斬新な設定が魅力の作品ですが、けっして難しいストーリーではありません。
個人的には、同じくヤングアダルト小説の大ヒット作『トワイライト・シリーズ』のほうが好きですが、SF映画が好きな人には十分おすすめの映画です。ぜひ試しに1作目の『ダイバージェント』だけでも視聴してみてください!
というわけで、まずはダイバージェントシリーズの「時系列」について解説します。
映画『ダイバージェント』シリーズの時系列一覧
下記は、映画シリーズ『ダイバージェント』全作品の一覧です。時系列もこの順番。
- 『ダイバージェント』(2014年)
- 『ダイバージェントNEO』(2015年)
- 『ダイバージェントFINAL』(2017年)
- 『ダイバージェント:アセンダント』(公開未定)
2014年の『ダイバージェント』から早いペースで、続編映画が公開されていますね。
2015年『ダイバージェントNEO』は前作の続編。ストーリー上の時系列も、前作とほぼ同時期です。ただ前作を見ていないとダイバージェントの複雑な世界観や「派閥」の設定は一切分からないでしょう。かならず、1作目を先に見てから視聴するようにしてください!
この2作品はどちらもヒットしていて、なかなか面白いですね。
しかし2017年の『ダイバージェントFINAL』は、批評家から好評を得られず、興行収入的にも失敗してしまいます。
その結果、4作目『ダイバージェント:アセンダント(原題)』はテレビドラマシリーズとして完結させるという話まで持ちあがりますが、それも白紙になり、紆余曲折あって、今は「4作目の公開は未定」となっています。公開には期待したい!
そもそも原作小説のダイバージェントシリーズは、
- 『ダイバージェント 異端者』
- 『ダイバージェント2 叛乱者』
- 『ダイバージェント3 忠誠者』
という三部作になっていて、それぞれ
- 『ダイバージェント 異端者』→映画シリーズ1作目
- 『ダイバージェント2 叛乱者』→映画シリーズ2作目
- 『ダイバージェント3 忠誠者』→映画シリーズ3作目と4作目
として実写化される予定でした。
しかし3作目が満足のいく結果にならず、製作・配給会社のライオンズゲートは、4作目のタイトルを『The Divergent Series: Allegiant – Part 2』から『The Divergent Series: Ascendant』に変更。
4作目がどうなるのかはまだ未定ですが、公開日や新情報が出れば、この記事やTwitterで情報をアップデートしようと思います!
『ダイバージェント』の5つの派閥を詳しく解説!
「人類を5つの派閥に分類する」と冒頭で説明しました。ダイバージェントシリーズの最も重要な見どころの1つが、この世界観です!
というわけで、具体的に解説しておきます。
『ダイバージェント』の5つの派閥
映画ダイバージェントでは、人類は「5つの派閥」のどれかに所属します。
- 「平和」(アミティ)
- 「勇敢」(ドーントレス)
- 「高潔」(キャンダー)
- 「無欲」(アブネゲーション)
- 「博学」(エリュアダイト)
毎年、16歳になったすべての男女は「適性テスト」を受けて、それぞれが自分の適性を考慮しつつ、どこかの派閥を選択するのです。
また適性テストの結果は、下記のようになることが一般的です。
- 協調的であり、親切で他人と仲良くできる人間は「平和」に
- 腕っぷしに自信があり、問題に正面からぶつかる人間は「勇敢」に
- どんなときも秩序を重視し、嘘をつかない人間は「高潔」に
- 簡素な暮らしと奉仕の精神を持った人間は「無欲」に
- 知識が豊富でかしこく、論理を重んじる人間は「博学」に
さらに各派閥は、それぞれ下記のような「社会的な役割」を持っています。
- 「平和」は、農作業を任されている
- 「勇敢」は、警察・兵士としての役割をもつ
- 「高潔」は、法や裁判をつかさどる
- 「無欲」は、政治を任されている
- また「博学」は、科学的な研究やを担っている
どの派閥にも属することができない人間は、「異端者」(ダイバージェント)と見なされてしまいます。
彼らは「無派閥」(「ファンクショレス」)となり、社会的に虐げられる生活が待っているのです。
ダイバージェント全3作品のあらすじを「時系列順」に解説!
1作目『ダイバージェント』のあらすじは、こんな感じ!!
1作目『ダイバージェント』のあらすじ
戦争ですべてが破壊された世界。残された人類たちは、平和な世界を守るため『5つの派閥(グループ)』を作り、統制をはかっていた。
5つの派閥とは次のとおり。賢くて知識と論理を重んじる《博学(エリュアダイト)》。農作業を担当し、親切で仲良しの「平和(アミティ)」。正直と秩序を重んじ、いついかなるときも真実を語る「高潔(キャンダー)」。警察兼兵士として、人と街を守る「勇敢(ドーントレス)」。そして、簡素な暮らしと奉仕の精神を持ち、政治を任されている「無欲(アブネゲーション)」。
主人公のベアトリスも「適性テスト」を受けるが、結果は、どの派閥にも属さない『異端児(ダイバージェント)』とみなされてしまう…。
おもしろいですよ!
こちらで視聴できます。>>『ダイバージェント』
※「2018年3月16日」まで視聴可能。(初回登録なら無料)。
2作目『ダイバージェントNEO』のあらすじ
トリス、フォー、ケイレブ、ピーター、マーカスの5人は「平和(アミティ)」の本拠地で休息の日々を過ごしている。しかし「博学(エリュアダイト)」と「勇敢(ドーントレス)」の兵士たちに居場所がバレてしまう。
次にトリスらは「無派閥」の本拠地を訪れる。そこには死んだはずのフォーの母親イブリンがいた。またトリスの母親が隠し持っていた『箱』がジェニーンの手に渡る。
トリスは増え続ける犠牲者を想い、自らジェニーンの元へ赴いた。しかし、トリスは『箱』を解除するための実験体にさせられてしまう…。
結末は映画でどうぞ!
こちらで視聴できます。>>『ダイバージェントNEO』
※「2018年3月16日」まで視聴可能。(初回登録なら無料)。
3作目『ダイバージェントFINAL』のあらすじ
先祖からのメッセージ映像に衝撃を受けたシカゴ市民たちはフェンスに殺到する。しかし、すでにシカゴ周辺はイブリン指揮下の兵士たちによって封鎖されていた。
イブリンは新たなリーダーとして反乱分子を裁いていく。トリスとフォーらは脱走をはかり、そこで真実を知る。
政府は、社会問題の原因が「傷ついた遺伝子」だと信じており、そして完全な遺伝子をもつ異端児(ダイバージェント)の数を増やすために、アメリカの生存者たちを強制的に隔絶都市に閉じ込める実験を行なっていたのだ。
やがてトリスとフォーの遺伝子検査を行う。結果、トリスは本物のダイバージェントであることが証明されるが、フォーは「傷ついた遺伝子」の保有者だと判明してしまう…。
『ダイバージェント』の見どころ
『ダイバージェント』の見どころは、以下の3点ですね!
- SF全開の世界観!
- トリスとフォーの恋愛ストーリー!
- 次第に明らかになるこの世界の謎!
テスト結果で「異端者」(ダイバージェント)と見なされてしまった主人公ベアトリス(16歳の少女)は、その事実を隠しつつ「勇敢(ドーントレス)」に所属します。
しかし暴走した「博学(キャンダー)」のリーダー・ジェニーンが、「無欲(アブネゲーション)」から政権を奪いとるクーデターや異端者狩りをはじめてしまうのです。
ベアトリス役の女優のシェイリーン・ウッドリーの演技力は凄まじいし、「異端者」となってしまうベアトリスの行動力も必見!! ぜひ楽しんでください!