映画『ハンニバル』と『羊たち沈黙』って、同じ映画シリーズって知っていましたか?
この羊たちの沈黙・ハンニバルシリーズは、映画がぜんぶで4作品。ジャンルは「ホラー映画」です。どれも大ヒットした人気映画ですね。
じつはこのハンニバルのシリーズは、「公開順」と「時系列」が異なります。ややこしいので今回は4作品の「時系列」と「あらすじ」をまとめておきます。
2013年からは海外ドラマ『ハンニバル』もスタートしていて、ホラー好きの人はハマるはず。必見です!
羊たちの沈黙・ハンニバル「映画」シリーズ4作品の時系列!
公開順はこちら
- 羊たちの沈黙(1991年)
- ハンニバル(2001年)
- レッド・ドラゴン(2003年)
- ハンニバル・ライジング(2007年)
まずは、上記の「公開順」に見ていくのがオススメです。
羊たちの沈黙・ハンニバルシリーズは、ハンニバル・レクターという人間を描いた作品で、世界中でとにかく大ヒットしています。
『羊たちの沈黙』からこの順番に見ていくのがおすすめですね。今なら「dTV」で限定配信されています。「2017年4月30日まで」なので、見たい人は急いでくださいね。
時系列順はこちら
- ハンニバル・ライジング(2007年)
- レッド・ドラゴン(2003年)
- 羊たちの沈黙(1991年)
- ハンニバル(2001年)
もともと、『レッド・ドラゴン』(1981年)→『羊たちの沈黙』(1988年)→『ハンニバル』(1999年)という順番で出版されていた小説を映画化したのが、この映画「羊たちの沈黙・ハンニバル」シリーズです。
さらに、2006年に出版された『ハンニバル・ライジング』という小説も、新しく映画化され、こちらが時系列的には「一番古い」ストーリーとなってます。
『ハンニバル・ライジング』では、ハンニバル・レクター博士の「幼少期と青年期」が描かれ、そこから、天才的な精神科医で、かつ猟奇的殺人犯でもハンニバル博士が『レッド・ドラゴン』『羊たちの沈黙』『ハンニバル』という順番で描かれていきます。
ハンニバル「海外ドラマ」シリーズの時系列!
ハンニバルシリーズは、映画だけではありません。
海外ドラマも人気で、シーズン3まで制作されています。ただ、舞台を「現代」に、ハンニバル博士の生い立ちや時系列も、原作とは異なる内容に書きかえられています。
なので、「新しいハンニバル・シリーズ」として視聴するのがおすすめですね。
ドラマ版『ハンニバル』は映画視聴後に見るべき?
海外ドラマ版のハンニバルは、映画とは別の時系列で、別の物語です。
ただし、ハンニバル・レクター、ウィル・グレアム、ジャック・クロフォードなど、登場人物の名前や生い立ちは基本的に原作と同じ。なので映画版『ハンニバル』とドラマ版『ハンニバル』の共通点は多いですね。
ドラマは時間が長いので、映画版よりも丁寧に会話や人物が描かれています。じっくりハンニバルの世界を楽しみたい人には、海外ドラマ版のハンニバルがおすすめですね!
公開順はこちら
- ハンニバル/シーズン1(2013年〜)
- ハンニバル/シーズン2(2014年〜)
- ハンニバル/シーズン3(2015年〜)
3シリーズとも「全13話」で、1話がだいたい40分くらいなので、1シーズンあたり「8時間半」くらいは楽しめます!
いまなら「U-NEXT」という動画サイトで、シーズン1とシーズン2が限定配信されています。期間中は見放題なので、興味ある人はお早めにどうぞ!
ちなみに、配信期限はシーズン1が「2018年3月10日」、シーズン2が「2018年1月12日」となっています。おすすめですよ!
「羊たちの沈黙・ハンニバル」シリーズのくわしい時系列(あらすじ一覧)
ハンニバル・ライジング(2007年)のあらすじ
リトアニア共和国の名門貴族・レクター家の後継として生まれたハンニバルは、1944年、ソ連軍とドイツ軍の戦闘に巻き込まれ、戦争孤児となってしまう。両親を失った幼いハンニバルは、妹のミーシャと2人、隠れ家で生活していた。ところが、敗走してきた対ドイツ協力者たちが家に立てこもり、ハンニバルとミーシャは拘束される。やがて家の食料が尽きると、ミーシャはハンニバルの目の前で殺され、ハンニバルはショックで記憶を失ってしまうのだった。ついに、二人きりになってしまう。1952年、ハンニバルは東側共産圏から脱出し、そこでレディ・ムラサキという人物に会う。ハンニバルは彼女から剣道や作法を教わり、文武両道の優れた青年に成長し、奨学医学生としてムラサキと一緒にパリへ移住。人体解剖を学びながら、ハンニバルはミーシャを殺した奴らの顔を少しずつ思い出し、復讐を決意する。復讐相手に逆に命を狙われながらもハンニバルは目的を達成していくが、次第にミーシャに関する思いもよらない記憶が蘇ってしまい…。
レッド・ドラゴン(2003年)のあらすじ
1980年、アメリカ合衆国メリーランド州の独立都市ボルチモアで、FBI捜査官のウィル・グレアムは、犯罪精神医学の権威ハンニバル・レクター博士からの協力を得ながら、連続殺人事件の真犯人を追っていた。ウィルはついに犯人を追い詰めることに成功するが、命に関わるほどの重傷を負ってしまうのだった。1983年、ウィルはFBIを退職し、フロリダ州マラソンで暮らしていた。ある日、ウィルの元にかつてのFBIの上官だったジャック・クロフォードが訪ねてくる。ウィルは、とある連続一家殺人事件の話をジャックに聞かされ、期間限定という条件で捜査に協力することになる。一方、ビデオ加工技師のフランシス・ダラハイドは、荒れた屋敷に1人で住んでいた。フランシスは深いトラウマに悩まされ、自らを脱却するために凶悪犯罪に重ねていたのだった…。
羊たちの沈黙(1991年)のあらすじ
アメリカ合衆国ミズーリ州西武の都市カンザスシティほか、アメリカの各都市で、若い女性が殺され、皮膚を剥がされるという連続猟奇殺人事件が発生している。現在、犯人は逃走中で、本名も分かっていないが、事件の内容から、その犯人は「バッファロー・ビル」と呼ばれていた。ある日、FBIアカデミー訓練生であるクラリス・スターリングは、行動科学課のクロフォード主任捜査官からある任務を課される。その任務とは、元犯罪精神医の権威で囚人のハンニバル・レクターにバッファロー・ビル事件に協力してもらうこと。協力を拒んでいたハンニバルは、クラリスに自分の過去のトラウマを話させることを条件に、助言することを約束する。一方、とある上院議員の娘がバッファロー・ビルに誘拐される事件が発生。その議員は娘を助けるため、ハンニバルを警備のゆるい刑務所へ移送することにするが、ハンニバルはそのチャンスを利用し、逃亡を図ろうとしていて…。
ハンニバル(2001年)のあらすじ
バッファロー・ビル事件から10年後、アメリカ合衆国メリーランド州最大の都市ボルチモアの大富豪メイスン・ヴァージャーは、脱獄中のハンニバル・レクターの行方を追っている。メイスンの目的は、ハンニバルへの復讐であり敵討ち(かたきうち)である。一方、バージニア州リッチモンドでの麻薬捜査で多数の被害者を出してしまったFBI特別捜査官クラリス・スターリングは、遺族から訴えられていた。メイスンは、自らの権力を利用し、クラリスをハンニバル捜査に復帰させようと圧力をかけようとする。そんな中、イタリアのフィレンツェに潜伏中のハンニバルはメイスンの罠にハマり、拉致されてしまう。メイリスの裏工作に気づいたクラリスも、1人でメイスンの屋敷へと向かうのだが…。