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映画ゴッドファーザーシリーズの時系列、3作品のあらすじを徹底解説【年代表つき】

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「ゴッドファーザー」シリーズの映画は、全部で3作品。

とくに1作目の『ゴッドファーザー』は、アカデミー賞だけでなく、「アメリカ国立フィルム登録簿」にも永久保存されている名作中の名作映画です。

ただ、本当に感動できるのは、2作目や3作目のラストシーンだと思いますね。ぜひ最後まで三部作を視聴してみてほしいので、今回は、ゴッドファーザーの「時系列」や「あらすじ」を徹底的にまとめていきます。

ゴッドファーザー映画シリーズの時系列はこれ!

まず三部作の公開順はこちら

  1. ゴッドファーザー(1972年)
  2. ゴッドファーザー PART II(1974年)
  3. ゴッドファーザー PART III(1990年)

「ゴッドファーザー」という映画は、1945年の第二次世界大戦後のアメリカが舞台。そこで活躍するマフィアのボスであるヴィトー・コルレオーネと、跡継ぎであるマイケル・コルレオーネというイタリア系移民の活躍が描かれています。

ゴッドファーザーというのは簡単に言うと「名付け親」という意味です。この映画では「マフィアのボス」という意味も含まれています。

しかし、1作目と2作目は、それぞれ「3時間くらい」の長編映画!めっちゃ長いんですよね。3作品しかないので、時系列が分かりやすいかと思いきや、こいつがけっこうクセモノで、普通に見ただけではストーリーを把握するのはかなり大変。

どういうことか?ご説明していきましょう。

ゴッドファーザーPART IIは「時系列」がややこしい?

ポイントは『ゴッドファーザー PART II』です。

ゴッドファーザーはこの2作目が、前作(1作目)の過去と未来を交互に描いている映画になってます。だから、ストーリー(時系列)が把握しづらくなっているんですよね。

簡単にゴッドファーザーの時系列をまとめると、次のようになります。

  1. 1901年:9歳のヴィトー、ニューヨークへ(2作目)
  2. 1917年:ヴィトー、クレメンザと出会う(2作目)
  3. 1919年:ヴィトー、ファヌッチを殺害する(2作目)
  4. 1925年:ヴィトー、チッチオへの復讐を果たす(2作目)
  5. 1941年:ヴィトーの誕生会と三男マイケルの決意(2作目)
  6. 1945年:ヴィトーの死(1作目)
  7. 1958年:マイケル、ドンとしての苦悩(2作目)
  8. 1958年:マイケル、フロリダでロスと会う(2作目)
  9. 1959年:マイケル一家の崩壊(2作目)
  10. 1959年:コルレオーネ・ファミリーや敵たちの死(2作目)
  11. 1959年:マイケル、ファミリーを失う(2作目)
  12. 1979年:マイケル、ヴィンセントを跡継ぎに(3作目)

2作目『ゴッドファーザー PART II』では、1901年から1941年までの「ヴィトーの物語」と、1958年から1959年までの「マイケルの物語」が交互に描かれます。

つまり、前作の「過去編」と「後日譚」の両方が描かれる映画ということです。

幼い頃に渡米して「ファミリー」を築き上げたヴィトーの生涯と、現代でその家族を守ろうとするマイケルを対比させることで、いまを生きるマイケルの「苦悩」を表現しているわけですね。

字幕を追いながら見ていくには、かなり分かりにくいので、「ヴィトーとマイケル、今はどちらのストーリーか」を頭のなかで意識しながら視聴するのがおすすめですね!

ゴッドファーザー映画シリーズの観る「順番」はこれ!

ということで、ゴッドファーザーを見るなら、まずは下記の順番がおすすめ。

  1. ゴッドファーザー
  2. ゴッドファーザー PART II
  3. ゴッドファーザー PART III

もしこの順番で見てよく分からなかった、あるいは、もうちょっと時系列を把握したいという人は、この記事の後半にまとめた「ゴッドファーザーの時系列」をじっくり読んでみてください。

本当は、下記の順番で視聴できれば一番なんですが、それは不可能でしょうからね。自分で動画編集するなら別ですが……。

  1. ゴッドファーザー PART II(ヴィトーの物語の部分)
  2. ゴッドファーザー
  3. ゴッドファーザー PART II(マイケルの物語の部分)
  4. ゴッドファーザー PART III

とにかく、まずは公開順にゴッドファーザーを見てみてください。

いますぐネットで視聴したい人は、今『ゴッドファーザー』シリーズが「U-NEXT」という動画サイトで限定配信されているので、一度チェックしてみてくださいね。

配信期限は「2017年9月19日」なので、お早めにどうぞ。31日間の無料体験もあるので、「試し視聴」もお得です。

最後に『ゴッドファーザー』シリーズ全体の「くわしい時系列」をまとめておきましょう。ネタバレも含みますが、それでも映画を見てみないと分からないと思います。ストーリーを理解するための補助に使ってくださいね。

『ゴッドファーザーPART II/ヴィトー物語のあらすじ』【1901年〜1941年】

映画ゴッドファーザーシリーズ三部作の登場人物の画像

1901年:9歳のヴィトー、ニューヨークへ

1901年、9歳の少年ヴィトーの父・アントニオ・アンドリーニは、地元マフィアのボス・ドンチッチオを侮辱して殺される。ヴィトーの兄・パオロは復讐のために山に消えた。

シチリアのコルレオーネ村で、アントニオの葬儀が行われる中、銃声が鳴り響いた。パオロが返り討ちにあったのだ。

ヴィトーは母とともにチッチオの元へ出向く。母がヴィトーの命だけは奪わないよう懇願するが、チッチオはこれを拒否。ヴィトーの母は自らの命を犠牲に息子を逃すことにする。

チッチオがヴィトーを探し回るなか、ヴィトーは村の住人の援助のおかげで村を脱出し、ニューヨークへ向かう船に乗り込んだ。

エリス島の入国管理官が名前を尋ねられたヴィトーは、英語が理解できずに答えられない。すると、係の男が彼の名札を見て「ヴィトー・アンドリーニ、コルレオーネ村より」と答え、その結果、「ヴィトー・コルレオーネ」の名でまちがえて登録されてしまう。

1917年:ヴィトー、クレメンザと出会う

1917年のニューヨーク。

青年となったヴィトー・コルレオーネは、女と暮らしながら友人のジェンコ・アッバンダンドと食品雑貨店で働いている。ヴィトーはそこで「ブラック・ハンド」のイタリア人マフィア・ドン・ファヌッチの存在を知る。ファヌッチはイタリア系移民でありながら、弱い立場の同じイタリア系移民からみかじめ料を徴収していた。

ヴィトーも、食糧雑貨店での仕事をファヌッチの甥(おい)に奪われてしまう。店主もヴィトーを可愛がってくれていたが、ファヌッチには逆らえないため仕方がなかった。

失職したヴィトーは泥棒のピーター・クレメンザと出会った。彼は、先日銃を預かってもらったお礼として、マイケルに絨毯をプレゼントするという。だがその日、2人はとある家に侵入し、赤い絨毯を盗み出すのである。これはヴィトーが行った「最初の犯罪」だった。

1919年:ヴィトー、ファヌッチを殺害する

1919年、次男のフレドが肺炎になり治療を受けていた。

ヴィトーは運転中、ドン・ファヌッチに分け前を要求される。その日、ヴィトーはクレメンザとサル・テッシオの2人に相談した。払いたくないヴィトーに対し、クレメンザは払うべきだと主張。ファヌッチは警察とも繋がっている人物だからだ。

ヴィトーはファヌッチの「1人200ドル」という要求に対し、「1人50ドル」で話を付けると約束。その後ヴィトーはファヌッチと会談して「今は仕事がなくてお金がない」と押し通し、逆にファヌッチからその根性を見込まれる。

この後、ファヌッチが参加していた大きなパレードの最中、ヴィトーはファヌッチを殺害。そして何事もなかったかのように家族のいる場所に戻ったヴィトーは、産まれたばかりのマイケルを抱いて「愛してるよ」と呟いた。

ファヌッチが居なくなった街で、ヴィトーは地元の揉め事を解決するポジションを担うようになっていた。さらにヴィトーはここから、ジェンコ貿易会社を経営する実業家としての活動をスタートさせることになる。

(映画版ではカットになっているが、ここでヴィトーとハイマン・ロスが出会う。ドラマ版『ゴッドファーザー』ではそのシーンがある。)

1925年:ヴィトー、チッチオへの復讐を果たす

1925年、ヴィトーは彼の家族はジェンコ・オリーブオイル貿易会社の商業契約のために、イタリアのシチリア島に帰還していた。

さらにヴィトーは、地元の有力者で古い友人のドン・トマシーノと会う。2人は年老いたチッチオの家を訪れ、かつての報復を実行。ヴィトーはチッチオをナイフで切り殺した。

チッチオの屋敷から逃げる際、トマシーノはチッチオの子分が打った銃で足を打たれてしまう。トマシーノは車椅子生活になってしまうが、ヴィトーはチッチオへの復讐を果たし、家族と一緒にアメリカに戻っていった。

1941年:ヴィトーの誕生会と三男マイケルの決意

1941年12月7日、コルレオーネ・ファミリーはヴィトーのサプライズ誕生日会計画のために集まっている。長男のソニーは、友人のカルロ・リッツィを弟のフレドやマイケル、妹のコニーに紹介する。

戦争の話になると、マイケルが海軍に入隊したことを皆に告げる。フレドはその決断を褒めて祝福するが、ソニーはマイケルを非難して殴りかかろうとする。トムは父ヴィトーがマイケルの将来を楽しみにしていることを本人に告げる。マイケルは自分の将来は自分で決めると言う。

その後、ファミリーの皆が偉大な「ゴッドファーザー」であるヴィトーを玄関に迎えに行くが、マイケルだけは1人食堂に残り、タバコを吸い続けていた。

『ゴッドファーザー』のあらすじ【1945年】

映画『ゴッドファーザー』の登場人物と画像

第二次世界大戦終了後の1945年。

その日、イタリア系アメリカ人・ドン・ヴィトー・コルレオーネの娘コニーの結婚式が行われていた。盛大な結婚式が行われる直前、ヴィトーは古い友人から相談を受ける。名はアメリゴ・ボナセーラ。彼は、自分の娘を暴行した男たちに、復讐をしてほしいとヴィトーに頼み込んできたのだ。ヴィトーは彼の長年の不義理を理由に渋るが、これからの友情を約束に引き受ける。

この結婚式のために、海兵隊大尉となった三男のマイケルが、恋人のケイをつれて久しぶりに帰ってきた。ケイは初めてマイケルの家を訪れ、長男のソニーや次男のフレド、そして弁護士のトムを紹介される。さらに、人気歌手のジョニー・フォンテーンが来ている理由、父が暴力団組織のトップ「ゴッドファーザー」であることを知る。

驚いたケイに、マイケルは「その仕事は自分とは関係がない」と伝える。父のヴィトーも、マイケルには堅気の生活を送ってほしいと思っているようだ。

我が道を行くマイケルは、賑やかなマンハッタンの街のデートなど、ケイとは普通の恋人同士の時間を送っていた。だがある日、マイケルは驚愕する。なんと父、ドン・ヴィトー・コルレオーネが襲われ、重傷を負ったという記事が載った新聞を目にするのだ。

街で2人の男に狙われ、銃撃されてしまったヴィトーの居る病院に向かうマイケル。

この瞬間からヴィトーは現役を降り、息子に全権をゆだね自らは相談役として活動することになる。ヴィトーは自らの老いを感じざるを得ない様子だ。

やがてニューヨークでアンダーグラウンドで5本の指に入る巨大ファミリー「コルレオーネ家」は、内部争いや数々の抗争に巻き込まれていくことになる。そして後継者としての素質が欠けているソニーやフレドではなく、三男のマイケルがドンになった。

『ゴッドファーザーPART II/マイケル物語のあらすじ』【1958年〜1959年】

映画『ゴッドファーザーPART II』の登場人物と画像

1958年:マイケル、ドンとしての苦悩

1958年、ネバダ州レイク・タホ。

マイケル・コルレオーネの息子アンソニーの初の聖餐会が開かれた。だが、そこに招いた上院議員のパット・ギアリーとマイケルは早くも敵対してしまう。コルレオーネファミリーが手に入れたカジノホテルの「ライセンス料」をマイケルに要求してきたからだ。

さらに「よくない仕事をするイタリア系マフィア」とののしられたマイケルも強気の姿勢に出た。

一方、マイケルの実の妹コニーも、離婚したばかりというのに、すぐ別の男と再婚すると突然マイケルに伝える。マイケルはコニーに、男と別れて一緒に住もうと提案した。

このとき、マイケルはギャンブル産業に進出するために、ユダヤ系ギャングの大物・ハイマン・ロスと手を組んでいた。この日は、ロスの右腕であるジョニー・オーラとも話し合った。

しかし、そのあとマイケルは「フランキー・ファイブ・エンジェル」という組織の幹部フランク・ペンタンジェリと会う。ペンタンジェリはピーター・クレメンザの死後ニューヨークを統治してきた人物で、ロスをバックにつけたロサト兄弟と対立している。ロスと協力関係にあるマイケルはペンタンジェリをなだめるが、やはりペンタンジェリに非難されてしまう。ペンタンジェリはロサト兄弟の殺害を予告して去る。

その夜、寝室に入ったマイケルは突如窓の外からの銃撃を受ける。妻のケイが先に気づいてくれたおかげで、マイケルは殺されずに済んだ。

マイケルは腹心のトム・ヘイゲンに、身近な誰かがこの暗殺に関わっていることや自分が死ぬかもしれないこと、家族を守るためにファミリーの全権や自分の家族をトムにゆだねることを伝えた。

1958年:マイケル、フロリダでロスと会う

マイケルはフロリダでハイマン・ロスに会っていた。

マイケルは、フランク・ペンタンジェリがロサト兄弟を殺そうとしていること、それを拒否したマイケルを暗殺しようとしたことをロスに伝える。ロスとマイケルは、ペンタンジェリを切ることを決めた。

後日マイケルは、ペンタンジェリに会い、暗殺未遂事件の犯人はロスであると彼に告げる。「自分がロスに近づいているのは、あくまで敵であるロスを信用を得るためだ」とも伝えた。そして、ロスを油断させるためにロサト兄弟と和解して欲しいと持ちかけた。

一方、夜中寝室で寝ていたフレドは、ジョニーから電話を受ける。ペンタンジェリとロサトの会談の際、ペンタンジェリが1人で来るかどうかを確かめるためだ。

やがてペンタンジェリとロサト兄弟の会談が始まるが、ロサト兄弟はすぐさまペンタンジェリを殺そうとする。そこに偶然にも店に警官が現れたため、ペンタンジェリはなんとか命だけは助かる。しかしペンタンジェリの用心棒ウィリー・チッチは、ひき逃げされて負傷。ロサト兄弟も逃亡した。

その頃、ギアリー上院議員が追い詰められていた。朝目がさめると、馴染みの売春婦が血だらけて死んでおり、そこに至る記憶が一切ないのだ。トム・ヘイゲンが呼び出されてギアリーに会うと、トムはアリバイ工作を約束する。そこはフレドのお店であり、マイケルと会っていたアリバイを作ればいいとトムは告げる。ふと脇を見ると、コルレオーネ・ファミリーの幹部アル・ネリが、タオルで「手についた何か」を拭き取っているのが見えた。弱みを握られたギアリーは、もはやコルレオーネ家に逆らうことはできないだろう。

1958年の終わり、マイケルはキューバのハバナでロスに会っていた。

マイケルは他の有名なビジネスマンと一緒にロスの誕生日を祝う。ロスは自分が死んだ時には、信頼ができるマイケルに多くの資産を引き継いでもらいたいと話した。

マイケルは、警官を道連れにして爆死するゲリラを街中で見たことを話す。その執念があれば、革命も成功する、と。一方、ロスも、アメリカ大統領ですらあと少しのお金があればなれると語った。

やがてマイケルの兄フレドが、政治工作に使う200万ドルを持ってハバナに到着。マイケルは、自分を暗殺しようとした犯人はロスであり、新年のパーティでまたロスが自分を殺そうとしていることをフレドに話す。だがマイケルも、今年中に彼を殺害しようと計画している旨をフレドに告げる。

後日、マイケルはロスと面会。フランク・ペンタンジェリ殺害の指示をしたのは誰かロスに問い詰める。ロスはラスベガスの創始者であるモー・グリーン殺害事件について語る。マイケルがモーを殺したことをロスは納得できていないらしい。

その夜、フレドとマイケルはアメリカの政府関係者とナイトクラブで過ごしていた。フレドはロスの腹心ジョニー・オーラと初対面のふりをするが、マイケルはすぐにフレドの嘘を見抜く。マイケルはすぐにボディガードを派遣し、ロスを始末させようとする。だが殺害できたのはジョニーだけで、ロスを殺す前に軍警察に打たれ、失敗に終わってしまう。

一方その頃、キューバ政府軍が反政府ゲリラに敗北。首都ハバナが共産主義者の手に渡ってしまう。マイケルを含む大勢の人間たちがハバナから脱出しようとするなか、フレドはマイケルから離れ、1人で逃走してしまう。

アメリカに戻ったマイケルはトム・ヘイゲンと面会。フレドがおそらくニューヨークに潜伏中であること、ロスはキューバを脱出しマイアミで療養中であることを知る。そしてケイが流産したことも、マイケルはトムから告げられるのだった。

1959年:マイケル一家の崩壊

1959年のレイク・タホ。

マイケルはファミリーを失う苦悩を口にするようになっていた。さらに、ギアリー上院議員の在籍する上院委員会で、コルレオーネに対する告発も行われはじめる。

まず、彼らはコルレオーネ・ファミリーから離反した殺し屋ウィリー・チッチを尋問。だがチッチはマイケルが直接会ったことがなく、彼の証言は役には立たなかった。

その後、マイケル自身も上院委員会に呼び出され、尋問を受ける。ギアリー上院議員は、コルレオーネ・ファミリーの操り人形となっていて、マイケルをかばう発言をして去る。マイケルは自分がアメリカのために尽くし、犯罪とは無縁であると宣言する。

一方、フランク・ペンタンジェリは存命し、現在はロスの近くで忍んでいることが判明。ペンタンジェリはマイケルに殺されかけたと思い込んでいる。FBIと協定を組み、マイケルに不利な証言をしようとしているペンタンジェリに対し、トムとマイケルは、いよいよロスの策略にハマったことを認めざるをえなくなった。

さらにマイケルは兄のフレドと話す。フレドはマイケルにこれまでの不満や苦しみを打ち明ける。だが、マイケルはフレドに絶縁宣言をする。そして幹部のアル・ネリに母親の死後はフレドを排除することをほのめかした。

そして、マイケルの偽証を明らかにするための上院委員会で開かれた。

ペンタンジェリは証言の予定を変更し、マイケルとは何ら関わりがないと証言する。それはマイケルが連れてきたペンタンジェリの兄・ベンチェンゾの姿を見たからだった。証言を得られなかった委員会は、休止を宣言せざるを得なかった。

その後、ホテルの部屋で、ケイは子供たちを連れて出ていくことをマイケルに告げる。マイケルは流産の責任と今後は行動を改める宣言をする。だがケイは、自分がもうマイケルを愛していないことやマイケルの子供をこの世に産み出したくないことを伝える。流産ではなく意図的な中絶だったのだ。マイケルはケイの顔を殴り、子供は渡さないと告げた。

1959年:コルレオーネ・ファミリーや敵たちの死

1959年、マイケルやフレドの母親であるカルメラ・コルレオーネが亡くなった。

葬儀にはマイケルの妻のケイは参加していない。フレドは式場にてマイケルとの面会をトムに希望するが、マイケルの意向を優先しこれを拒否する。妹のコニーはマイケルと面会し、過去の行動を謝罪し、フレドと会うように説得する。マイケルはフレドの前に行き、抱擁を交わしながら、幹部のアル・ネイに目くばせをした。

フレドはマイケルの息子アンソニーと仲良くなり、魚釣りを一緒にするようになった。大物を釣るコツもアンソニーに教えた。

一方、マイケルは幹部であるトムやロッコ・ランポーネと、逃亡中のハイマン・ロスについて会談している。ロスは引退した投資家としてイスラエルに亡命保護を申請し、拒否されていた。ロスを殺す必要はないとトムはマイケルに話すが、マイケルは「敵」を生かすわけにはいかないと曲げない。

マイケルの指示を受けたトムは、アメリカ軍基地内に抑留されているフランク・ペンタンジェリを訪ねる。トムはかつてのコルレオーネ・ファミリーをローマ帝国に例え、筋が通った反逆者の処罰方法をペンタンジェリにそれとなく伝える。2人は最後に握手をして別れる。

一方、ケイが自分の子どもに会いに来ている。ケイはアンソニーにお別れのキスを求めるも、最後の瞬間までアンソニーは動かない。最後は部屋に入ってきたマイケルが扉を閉めてしまう。

アル・ネリが釣り用のボートを準備して迎えにきた。フレドとアンソニーはこれに乗り込むが、アンソニーだけはマイケルに呼び止められる。結果、アル・ネリとフレドの2人だけが湖に出た。

空港に到着したハイマン・ロスは、記者たちのインタビューに答えているが、ジャーナリストを装ったロッコ・ランポーネがロスを射殺。ランポーネもFBIのエージェントに撃たれてしまう。アメリカ軍基地内のフランク・ペンタンジェリは、バスタブで手首を切って自殺する。フレドは釣りボートの上でアンソニーに教えた「マリアのおまじない」をした瞬間、後ろからアル・ネリに撃たれてしまう。

1959年:マイケル、ファミリーを失う

敵だけじゃなく、ファミリーの謀反者をすべて抹殺したマイケル。

家族を失ったマイケルは1人、庭の椅子に座ってどこか1点を見つめていた。まるで魂を失ったかのような喪失感を感じさせる表情だった。

『ゴッドファーザー PART III』のあらすじ【1979年】

映画『ゴッドファーザーPART III』の登場人物と画像

1979年のニューヨーク。

マイケルが金や名声よりも大切だと考える2人の子供アンソニーとメアリーは立派な青年に成長していた。マイケルは父の名を取った「ヴィトー・コルレオーネ財団」を設立し、寄付などの慈善活動をしていた。

その活動がバチカン市国より評価され、マイケルはバチカン内の運営資金を管理しているアメリカ人のギルディ大司教との関係を持つようになる。マイケルは裏の違法ビジネスから手を引き、長年の目標であった合法ビジネスへの完全な転換を図ろうと必死だった。

マイケルの息子アンソニーは、父がフレドを殺したことがトラウマとなり、父の仕事を継がず音楽の道に進むことを決意していた。マイケルはアンソニーに大学だけは卒業するように論すも、父親譲りの頑固さでアンソニーは拒否をする。

その後、コルレオーネ・ファミリーの新興ボスであるジョーイ・ザザがマイケルに面会のためにやってくる。ジョーイ・ザザは、マイケルの兄ソニーの愛人の息子ヴィンセントとのトラブルを解決してほしいと頼み込んでくる。しかし、その場にいたヴィンセントはジョーイが裏切り者であると主張。ヴィンセントは、あくまでもマイケルを守るためにジョーイの殺害する命令をしてほしいとマイケルに要求した。マイケルは数週間、ヴィンセントと仕事をともにすることを約束した。

ヴィンセントは式で知り合った女記者を連れて部屋に帰るが、そこでジョーイに雇われた2人組の男に暗殺されそうになる。ヴィンセントはまるで若い頃のマイケルのような冷徹さと非情さで、裏でジョーイが関わっていることを聞き出した上で2人の男を射殺する。マイケルはそんなヴィンセントに今後は大人しくしているように注意する。

マイケルは、財団を通じて、各団体にお金を渡すようになっていた。人の手から手へとお金が渡っていった父ヴィトーの時代と振り返るなかで、マイケルは時代の変化を感じている。

カジノを手放し、ギャンブルやその他の違法な組織と手を切りたいマイケルはギルディ大司教と面会する。ギルディ大司教は、彼の友人の横領による7億ドル以上もの損失金の穴埋め方法に悩んでいた。世界最大の不動産会社であるインモビリアーレという企業の株式を6億ドルで買い取ってほしいとギルディ大司教がマイケルに懇願。マイケルは無言で首を縦に降る。

世界一の投資会社を手に入れたマイケル。そのマイケルに妹コニーの名付け親であるドン・アルトベッロが近づいてくる。アルトベッロは今回の買収に便乗したいと言い出し、マイケルは一度はこれを拒否したが、話し合いの場を持つことを約束する。

この頃、ヴィンセントはマイケルの娘メアリーと個人的に仲良くなっていた。

やがて、カジノホテル「パラッツォ・アズーリ」で行われたコルレオーネ・ファミリーの友好幹部のパーティにて、ジョーイ・ザザがマイケルに宣戦布告して退席。ドン・アルトベッロがジョーイを説得しようと部屋を出た途端、ヘリコプターによる襲撃がマイケルたちを襲う。多くドンが殺され、生き残りはジョーイの味方になり、アルトベッロも逃避中とのことだが、マイケルはジョーイは小物であり、誰かの指示で実行したと予想する。その後すぐ、マイケルは糖尿病の発作を起こして倒れてしまう。

息子のアンソニーはシチリアで有望なオペラ歌手としてデビューしたことを、見舞いに来たケイに聞かされ、喜ぶマイケル。だがその頃、ギルディ大司教はインモビリアーレ社の会長であるドン・ルケージと結託していた。

マイケルが入院中、ヴィンセントはコニーの承諾を得て、ジョーイの暗殺を命令。ジョーイは街のパレード中に銃撃を受けて死亡する。快復したマイケルはヴィンセントの勝手な行動を非難し、二度度しないように釘をさす。さらにマイケルはヴィンセントにメアリーとの関係をやめるように忠告し、その後ドン・アルトベッロとも会談する。

マイケル・ファミリーはシチリアに向かい、古い友人であるドン・トマシーノと面会。マイケルはトマシーノからドン・ルケージの危険性と、逆にランベルト枢機卿が信用できる人物だと教わる。その後アンソニーが、父であるマイケルに、コルレオーネ村に伝わる古いシチリアの歌を披露する。マイケルはかつて結婚していた女性を思い出す。抗争に巻き込まれて死んだ彼女のことをメアリーに話し、危険を避けるためにヴィンセントから離れるようにメアリーを論す。

マイケルはヴィンセントを呼び出す。「メアリーとの嘘の駆け落ち」を口実に、アルトベッロの元に潜入し、スパイ活動をするように命令する。ヴィンセントはアルトベッロの信用を得て、ドン・ケルージに紹介される。これにより、ドン・ケルージが黒幕であり彼がアルトベッロやジョーイと繋がっていたことをヴィンセントは知る。

マイケルはランベルト枢機卿に会い、ギルディ大司教の不正を聞き出す。その日、ランベルトの導きにより、マイケルはついに過去の罪や兄のフレドを排除したことを懺悔した。

一方、アルトベッロはマイケルを暗殺するため、フリーの殺し屋・モスカに仕事の依頼をする。

アンソニーのオペラデビューの日のため、マイケル・ファミリーはシチリアに向かい、その間の警備はヴィンセントが担当する。コニーは、マイケルにもしものことがあれば、ファミリーを継ぐようにヴィンセントを説き伏せる。

マイケルは、前妻のケイをコルレオーネ村に招待する。そこでマイケルは、過去のすべての行動に対してケイに許しを乞い、ケイは涙して関係を修復する。だが、その直後にトマシーノが殺害され、復讐を約束するマイケルに対して、ケイは落胆する。

高齢だった現法王が死去し、新しい法王としてランベルトが選ばれる。

永遠の眠りについたトマシーノの隣で、マイケルは涙し、今後罪を犯さないことを神に誓う。マイケルの元にやってきたヴィンセントが、黒幕であるルケージやアルトベッロ、ギルディの策略を暴露する。殺し屋が雇われたこともヴィンセントは告げる。マイケルはメアリーを諦めることを条件に、自分の地位をヴィンセントに受け継がせることを決意。この瞬間、ヴィンセントが新しいゴッドファーザーとなり、ドン・コルレオーネとしてファミリーを率いていくことになった。

アンソニーのオペラデビューの日がやってくる。会場にはマイケルのファミリーやアルトベッロが来ており、コニーはアルトベッロにお菓子を贈る。演劇がはじまり、アンソニーの素晴らしいオペラが響く。新法王となったランベルトは「大掃除」を開始。ヴィンセントが指示した刺客が次々と暗殺の仕事をこなすなか、コニーは自らのゴッドファーザーであるアルトベッロの永眠を願っていた。

ルケージ、アルトベッロ、ギルディの3人は殺害される。だが同時にランベルトも暗殺されてしまう。オペラ終了後、会場を出たマイケルの後ろにモスカが忍び寄り発砲する。すぐにヴィンセントはモスカを射殺。だがモスカの撃った2発の銃弾のうち1発は、側にいたメアリーの心臓に命中してしまう。軽傷で済んだマイケル、そして母親のケイは、倒れた娘に向かって絶叫する。

十数年後、マイケルはシチリアで孤独のなか、過去を思い出しながら、椅子からずり落ちるように死んでいった。

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