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猿の惑星はこの順番で見よう:映画シリーズ全9作品の時系列とあらすじを一覧解説【聖戦記】

リメイク映画『猿の惑星』の登場人物の画像

映画『猿の惑星』最新シリーズの最終章『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』が、ついに2017年10月13日公開。

ということで、猿の惑星「全シリーズ」の時系列やあらすじを解説していきます!

映画『猿の惑星』最新シリーズの時系列はこちら!

映画『猿の惑星』シリーズ全9作品一覧の画像

映画『猿の惑星』最新シリーズはこんな感じ。

  1. 『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』 (2011年)
  2. 『猿の惑星:新世紀(ライジング)』 (2014年)
  3. 『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』 (2017年)

猿の惑星の時系列は「創世記」→「新世紀」→「聖戦記」という順番でストーリーが進みます。つまり『公開年度順』ですね。

ちなみに猿の惑星は、最新の「三部作映画」に加え、過去の名作映画を含めると全部で9作品もの映画が作られています。ということで、まとめてみました。

「猿の惑星」映画の全シリーズ(9作品)を一覧でまとめ!

わかりやすいように色分けをしておきました。

「黒色」は、旧シリーズの『猿の惑星』(全5作品)。「緑色」は、ティム・バートン監督のリメイク版『猿の惑星』(続編はなし)。

そして「赤色」は、リブートされた『猿の惑星』の最新シリーズ(三部作予定)ですね。

  1. 『猿の惑星』(1968年)
  2. 『続・猿の惑星』(1970年)
  3. 『新・猿の惑星』(1971年)
  4. 『猿の惑星・征服』(1972年)
  5. 『最後の猿の惑星』(1973年)
  6. 『PLANET OF THE APES/猿の惑星』(2001年)
  7. 『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』(2011年)
  8. 『猿の惑星:新世紀(ライジング)』(2014年)
  9. 『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』(2017年)

では、すこし簡単に各シリーズを説明しますね。

旧シリーズの『猿の惑星』は今見ると「特殊メイクの技術」や「映像のクオリティ」がやや古く、しかし当時としては最高レベルの技術なので、味があって楽しめるでしょう。第1作目『猿の惑星』のラストシーン(オチ)は非常に完成度が高く、名作SF映画と言われています。

ティム・バートン版の『PLANET OF THE APES/猿の惑星』(2001年)は、リメイク映画ですがストーリーは完全オリジナルです。続編がないのは残念ですが、この1作品だけで十分満足するはず。

そして過去の猿の惑星を思い切ってリブート(作り直し)した映画が、『猿の惑星: 創世記』(2011年)『猿の惑星: 新世紀』(2014年)。2017年には『猿の惑星: 聖戦記』も公開予定です。

このシリーズは、とにかく映像やキャラクター、ストーリーがすごい。個人的にはこの『猿の惑星』が大好きで、毎回、必ず映画館で見ていました。とにかく猿の「シーザー」が最高!

映画『猿の惑星』作品は「U-NEXTという動画サイトで限定配信中されています。

猿の惑星はまとめて観たほうが100倍おもしろいので、お得な無料体験キャンペーン(31日間)もうまく使って、一気に視聴してみてくださいね。

最新シリーズ『猿の惑星: 創世記』と『猿の惑星: 新世紀』も視聴可能です。それぞれ「2018年1月19日」と「2018年11月13日」まで視聴できます。

続編のない『PLANET OF THE APES/猿の惑星』も視聴できるので、ティムバートン監督のファンタジー映画が好きな人も要チェック!

下記のリンクから視聴できます。

>『猿の惑星』(視聴期限は【2017年12月22日】)

>『続・猿の惑星』(視聴期限は【2017年12月29日】)

>『新・猿の惑星』(視聴期限は【2017年12月29日】)

>『猿の惑星・征服』(視聴期限は【2018年1月6日】)

>『最後の猿の惑星』(視聴期限は【2018年1月12日】)

>『PLANET OF THE APES/猿の惑星』(視聴期限は【2018年1月19日】)

>『猿の惑星: 創世記(ジェネシス)』(視聴期限は【2018年1月19日】)

>『猿の惑星: 新世紀(ライジング)』(視聴期限は【2018年11月13日】)

※「初回登録」の人は無料です。
※配信期限は変更になる場合があります。

この記事を書くにあたって、ぼくも「猿の惑星シリーズ」を1から見直しましたので、ここからは猿の惑星・全9作品のあらすじや見どころを「時系列順」に並べて解説していきます。

『猿の惑星』の映画の歴史も分かるはず。ネタバレが気になる人はさきに映画を視聴してくださいね!

猿の惑星『初代五部作』映画シリーズの時系列とあらすじ一覧

『猿の惑星』(1968年)

映画『猿の惑星』の登場人物と画像

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映画『猿の惑星』のあらすじ

4人の宇宙飛行士が、長い宇宙飛行の旅から地球に帰ろうとしていた。船内時間は1972年だが、準光速航行の物理理論によれば、現在の地球は「西暦2673年頃」になっている計算だ。船長のテイラーは人工冬眠装置で眠りにつく。しかし、突然トラブルにより宇宙船はどこかの惑星に墜落してしまう。湖に沈みそうな船から脱出すると、そこは自然豊かで地球によく似た惑星だった。計算上、現在の地球は西暦4000年ちかくになっているはずで、地球に帰還することは不可能。しかたなくテイラー達は惑星を探検するが、そこに現れたのはまるで人間のように知性あって、言葉を話す“猿”たちだった…。

映画『猿の惑星』の上映時間は112分。主人公はテイラーという人間です。「猿たち」のメイクは当時にして最高レベルの特殊メイク技術が施されてます。昔の映画っぽいBGMも味があって今見ても楽しめますね。

この『猿の惑星』のクライマックスは、とてつもなく有名で、是非ともネタバレなしに見てほしいです。思わずため息が出てしまうほどよく出来たオチ!

ちなみに今後の最新作『猿の惑星: 聖戦記』 (2017年予定)は、最後のクライマックスでこの『猿の惑星』(1968年)のストーリーに繋がるように作られているようです。最新作の猿の惑星を見たあと、またこの第一作目から見かえすのも面白いかもしれませんね!

『続・猿の惑星』(1970年)

映画『続・猿の惑星』の登場人物と画像

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映画『続・猿の惑星』のあらすじ

禁断地帯を旅していたテイラーは、突然地割れに襲われ、岩の中に飲み込まれてしまう。一方その頃、別の宇宙船がこの惑星に着陸する。そこに乗っていたのはテイラーをよく知るブレントという人間だった。ブレントは猿の町へ案内されるが、町では強硬派のウルサスが食糧問題解決を理由に禁断地帯を征服しようとしていたのだ。ブレントは荒廃した地下鉄を発見し、この惑星が未来の地球であることをようやく理解する。やがて、ブレントがニューヨークに向かうと、そこに居たのは人類文明を破壊した“コバルト爆弾”を「神」とあがめるミュータント化した人類だった。…。

映画『続・猿の惑星』の上映時間は95分。主人公はブレントという人間に変わります。前作にも出てましたが、ノバ役のリンダ・ハリソンがめちゃくちゃ美人。彼女は今でも猿の惑星ファンの間でカルト的な人気があるのです。

この第二作目には、泥沼化した「ベトナム戦争」に対するアンチテーゼが込められていて、反戦的な教訓が描かれてます。映画の雰囲気はけっこう前作に似ているな、と思いますけどね。核爆弾を“神”と崇拝するミュータントが出てくるなど、かなり過激な内容になってますね。

『新・猿の惑星』(1971年)

映画『新・猿の惑星』の登場人物と画像

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映画『新・猿の惑星』のあらすじ

3955年に起きたミュータント人類と猿の戦争により、地球は消滅した。しかしその直前にコーネリアスとジーラはテイラーが乗ってきた宇宙船で脱出していたのだ。そして彼らは西暦1973年という過去の地球にたどり着いた。地球の動物園で「動物」としての扱いを受けるコーネリアスとジーラは、やがて人間に正体がバレてしまう。人間から排除されそうになりながら逃避行を続ける2人だったが、突然ジーラの妊娠が発覚してしまい…。

映画『新・猿の惑星』の上映時間は98分。主人公は猿のコーネリアスとジーラです。前作までと違い、高い知能を持つ未来の猿が、現代にタイムスリップするというストーリーになってます。

この第三作目は、『猿の惑星』旧シリーズの続編映画4作の中で、最も人気の高い映画です。猿の惑星ではおなじみの社会風刺も効いていて、猿と人間の対比がこの頃のアメリカの「人種差別」のアンチテーゼとなっています。

『猿の惑星・征服』(1972年)

映画『猿の惑星・征服』の登場人物と画像

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映画『猿の惑星・征服』のあらすじ

コーネリアスとジーラが殺害された後、猿が人間のペットとして扱われるようになった。しかし調教された猿たちはペットではなく「奴隷」として働かされはじめる。一方、密かに生き延びていたコーネリアスとジーラの息子マイロは、人間のアーマンドと暮らしていた。ある日、奴隷の猿たちを目撃したマイロはつい言葉を話してしまう。アーマンドは警察に自首するが、尋問されて死亡。奴隷猿として知事のブレックに買われ、新たにシーザーと名付けられたマイロはアーマンドの死を耳にし、人間への復讐を決意するが…。

映画『猿の惑星・征服』の上映時間は88分。主人公は猿のマイロ(のちのシーザー)です。人間社会のなかに登場する「大量の猿」という光景がおもしろいです。

ナチスをイメージした黒の衣装を着たブレック知事が率いる人類と、真っ赤な服や、緑色の服を着た猿という視覚的にも分かりやすくて楽しめる映画になっていますね。

2011年から新たにリブートされた最新シリーズの映画『猿の惑星』で主人公の猿となる「シーザー」は、この映画の主人公の名前からつけられてます。どっちの映画のシーザーも、人間に育てられて「人間思い」の性格なのですごく好きです!

『最後の猿の惑星』(1973年)

映画『最後の猿の惑星』の登場人物と画像

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映画『最後の猿の惑星』のあらすじ

シーザー率いる猿たちの反乱は核戦争にまで発展し、地球は人間ではなく猿が支配する惑星となった。2003年、かつてシーザーを助けてくれた人間のマクドナルドは人間と猿の平等な関係を望んでいるが、シーザーは人間を召使いにして暮らしている。核戦争を生き延びたコルプら人間は猿たちに攻撃を仕掛けようとしていたが、それに気づいた強硬派の猿アルドーは作戦会議を立てる。しかし、アルドーは会議を盗み聞きしていたシーザーの息子コーネリアスを「猿は猿を殺さない」という掟を破って殺してしまい…。

映画『最後の猿の惑星』の上映時間は93分。主人公は前作と同じくシーザーです。評判はあんまりよくなかった見たいですが、僕は好きな映画です。これを見ないと『猿の惑星』の旧シリーズの物語は完結しませんし。

元々あった脚本は、エンディングが「未来の地球で猿と人間の子供が遊んでいる」というシーンでしたが、最後の最後で書き換えられてしまったらしい。比較するとやや暗くてもの悲しい結末になってるのでぜひ見ておいて欲しいですね。

ティム・バートン版リメイク映画『猿の惑星』のあらすじと見どころ

『PLANET OF THE APES/猿の惑星』(2001年)

映画『猿の惑星 2001』(ティム・バートン監督)の登場人物と画像

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映画『PLANET OF THE APES/猿の惑星』のあらすじ

西暦2029年、宇宙空間で探索活動中の宇宙探索基地オベロン号は土星周回軌道付近にやってきた。おもな乗組員は、人間のレオ大尉と遺伝子操作で高い知能を得た類人猿のペリクリーズ。しかし突然磁気嵐に襲われた一同は、謎の惑星に不時着してしまう。するとそこは、原始人(人間)が、高度な知能を持つ猿に支配される『猿の惑星』だったのだ。レオはたちまち猿につかまり、猿の将軍セードに危険人物として監視されてしまい…。

映画『PLANET OF THE APES/猿の惑星』の上映時間は120分。正式には、リメイクではなくリ・イマジネーション。そのため、旧シリーズの猿の惑星とは違った新しいオリジナルの世界観と設定によって作られた映画です。猿の顔はCG合成ではなく特殊メイク。

メイクアップの技術は、明らかに旧シリーズの猿の惑星より進化してしてます。ただし、冒頭に出てくる猿は「本物の猿」なのでご注意ください。雰囲気が一気にふつうのSF映画に近づいているので、SF好きな人は必見!

猿の惑星『最新三部作』映画シリーズの時系列とあらすじ一覧

『猿の惑星: 創世記(ジェネシス)』(2011年)

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映画『猿の惑星: 創世記』のあらすじ

ウィルは製薬会社ジェネシス社に勤める神経学者。ウィルスを用いたアルツハイマー遺伝子治療薬の開発と実験をしていた。あるときウィルはチンパンジー・ブライトアイズの知能を高めることに成功。しかし、ブライトアイズは密かに身籠っていた子猿を守るために暴れ、人間によって射殺されてしまう。研究ができなくなったウィルは、それから自宅にこもり、ブライトアイズの子猿シーザーを育てることにした。だが、なんとシーザーはブライトアイズの遺伝子を受け継いでおり、人間並みに知性を向上させていく。しかしシーザーは家族を守るために人間に怪我を負わせ、霊長類保護施設に送られてしまい…。

映画『猿の惑星: 創世記』の上映時間は105分。主人公はシーザーという猿とウィルという神経学者の人間です。

旧シリーズのリメイク映画ではなく、完全オリジナルの新作映画シリーズ。いわゆるリブート映画ですね。『猿の惑星』旧シリーズの設定がふんだんに盛り込まれていて、「登場人物」や「登場猿」が旧シリーズに関連する名前になっていたりします。たとえば主人公側の猿、シーザー、コーネリアなど。

『猿の惑星: 創世記』のいちばんの見どころは、施設内でシーザーが戦いに勝ってボスになるところ。ここは絶対に「吹替版」で見てはいけません。シーザーの喋る声やセリフがあっての映画なので、かならず「字幕版」で見てくださいね。ものすごくリアルな猿に感情移入してしまうはずです。

『猿の惑星』初のCG映画なので、迫力が旧シリーズに比べて段違いです。ストーリーや演出、映像すべてが大満足で、本当に大好きな映画!

『猿の惑星: 新世紀(ライジング)』(2014年)

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映画『猿の惑星: 新世紀』のあらすじ

人間と同レベルの知性を得てエイプとなったシーザーは、仲間とともに人類から離れ、ミュアウッヅの森の奥地に逃げ込んだ。それから10年、猿をエイプに進化させたALZ113は、危険な殺人ウィルス「猿インフルエンザ」となり人類の文明社会を崩壊させるほどのパンデミックに発展。わずかに生き残った人間たちは、エイプの集落内にある「水力発電施設」を使おうとするが、そこでエイプたちと接触してしまう。人間と争いを避けたいシーザーと、開戦に積極的な人間ドレイファスとエイプのコバ。地球の主導権をかけた人間と猿の戦いが、いま始まろうとしていた…。

映画『猿の惑星: 新世紀』の上映時間は130分。主人公は猿のシーザーと、人間のマルコムです。前作のエンディングから10年後の世界を描いています。文明が崩壊し、人間社会が劇的に変わってしまい、シーザーを育てたウィルも登場しません。

映画のプロデューサーが「ウィルは猿インフルエンザ発生の『中心地』に居たので、おそらくは死んでしまっているだろう」と発言していました。ただシーザーがウィルを懐かしむ場面があり、そこはとても感動するシーンで見どころの一つになっています。

前作に登場した猿もたくさん出てくるのも嬉しいですね。ボノボのコバ、オランウータンのモーリス、元ボス猿のロケットなど。シーザーの息子もめちゃ可愛いです。ただ、猿が多すぎて、正直どれがどの猿なのか見分けがつきにくい気がします。オランウータンのモーリスだけは「茶色」なので分かりやすいんですけどね〜笑

『猿の惑星: 聖戦記(グレート・ウォー)』(2017年)

映画『猿の惑星: 聖戦記』の登場人物と画像

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映画『猿の惑星: 聖戦記』の公開予定日は、2017年の7月14日(アメリカ)。日本ではいつ公開なんでしょうね。もともと2016年7月の公開予定のはずが、1年間も延期してしまってるので、期待が高まりまくってます。

この映画では、人類とシーザーたち猿(エイプ)の最終決戦が描かれることになります。エンディングが旧シリーズ第一作目『猿の惑星』の世界に繋がるらしいので、最終的に勝利するのは猿……だと思いますが、どうなるんでしょう!

実はさらなる続編映画も計画されていて、話を聞く限り、第四作目、第五作目と続いていく可能性が高いなと思っています。SF映画『トランスフォーマー』みたいに、シリーズを一新して新たな三部作映画が作られるんじゃないでしょうか。

映画『猿の惑星: 聖戦記』には、ロケットやモーリス、ブルーアイズ(シーザーの息子)、コーネリアなどのお馴染みの猿キャラクターが登場します。公開されたらすぐに映画館に行きましょうね!!

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