(これは世界的に大流行中のゲーム「マインクラフト」プレイヤー向け記事です)
マインクラフトでマルチプレイをするには「サーバーを立てる」「ポートを開放する」の2つが必要です。
でも、Macbook での「ポート開放」ってけっこう厄介なんですよね。
調べると「Port Map っていうアプリを使えば簡単にできる」ってところまでは皆さん分かると思うんです。でもぼくの場合〈router incompatible〉と表示され、ポート開放ができませんでした。
おそらく、同じ状態で困ってる人は多いでしょう。
なのでこの記事では、Macbookでの「ポート開放」がなかなか出来ない方のために、ぼくが成功したポート開放のやり方をご紹介していきます。
この記事の目次
マルチプレイの手順「サーバーの立て方編」(まずはコレ!)
サーバーの建て方に関しては、難しくありません。順番に見ていきます。
サーバーを公式ページからダウンロードする。
↑まず、ここでダウンロードしましょう。
新規フォルダを作ってサーバーファイルを入れる。
フォルダ名は何でもいいですが、ぼくは「マイクラサーバー」という名前にしました。
この新規フォルダに、先ほどダウンロードしたファイル(minecraft_server.jar)を入れてください。
サーバーファイルを開きましょう。
では、このサーバーファイル(minecraft_server.jar)を開きましょう。
次にeula.txtの書き換えをします。
minecraft_server.jar を開くと、新たに〈logsフォルダ〉〈eula.txt〉〈server.properties〉の3つのファイルが出てきます。
では、その中の〈eula.txt〉というファイルを開いて下さい。
文章の最後を書き換えましょう。
開くと文章がが出てきますから、その最後にある「eula=false」の〈false〉の部分を〈true〉と書き換えてください。
ぼくも意味は分かってませんが、ただ書き換えるだけでOKです。
もう一度〈minecraft_server.jar〉を開けば完了です。
そして、再び〈minecraft_server.jar〉を開きます。
すると、
新たに、〈banned-ips.json〉〈banned-players.json〉〈ops.json〉〈usercache.json〉〈whitelist.json〉〈worldフォルダ〉が出てきます。
これでマイクラのサーバー設置は完了です。
今後、マイクラのマルチプレイをするときは、一番左上にある〈minecraft_server.jar〉を開けばすぐサーバーが立ち上がります。
↑これがサーバー。
以上がマルチプレイ用の「サーバーの立て方」です。
では続いて、「ポート開放」にいきましょう。
マルチプレイの手順「ポート開放編」(あとコレだけ!)
Macbook では、Port Map というアプリでポート開放を行います。
ただ、ファイヤーウォールやルータの種類、設定によっては〈router incompatible〉と表示され、うまくポート開放できない場合があります。
なので、まずは一般的なやり方をご紹介し、そのあとぼくが行ったポート開放の方法をお伝えしますね。
Port Mapをダウンロードしましょう。
Port Map and TCMPortMapper – TheCodingMonkeys
↑このサイトからダウンロードしてください。「download the application」の部分をクリックするだけです。
では、ダウンロードした Port Map を開いてみてください。
ここで〈router incompatible〉と表示されたらこのアプリは使えません。
ぼくは見事に〈router incompatible〉と表示されて、PortMap での「ポート開放」は出来ませんでした。その場合、諦めて別の方法を探すべきでしょう。その場合は、このあとご紹介するぼくのやり方を参考にしてみてください。
Port Mapの設定方法。
では、Port Mapを開いてください。
そして、この「+」をクリックしましょう。
すると、こんな入力画面が出てくるので、上から順に入れていきます。
といっても、やることは〈Local Port〉の部分に「25565」と入力するだけです。
あとの部分はそのままでOK。
一番上が「Presets」、〈Protocol〉の部分が「TCP」になっていれば大丈夫です。〈Desire Public Port〉は〈Local Port〉と同じ「25565」です。(自動で入力されるはず)
では、最後に「Add Mapping」をクリックしてください。
これで、Port Map を使った「ポート開放」は完了です。
Port Mapが「router incompatible」で使えなかった方へ
ある意味ここからが本題ですね。
Port Map がが使えた方は、この章は飛ばしていただいて結構です。
契約している通信会社に電話する。
↑まず、契約している通信会社に電話します。
ぼくの場合は「NTT西日本」だったので、Googleで「NTT西日本 お問い合わせ」で検索しました。
そして音声ガイダンスの手順に従い、それっぽい部門に繋げてください。わからなくても最悪、カスタマーの方が案内してくれます。
ただし、ここからは個々の契約状況や使用機器によって「設定画面」が異なる場合があります。一応、ぼくが設定した手順も載せておきますので、参考にしてみてくださいね。
MacBookのIPアドレスを固定する。
では「システム環境設定」から「ネットワーク」を選択してください。
次は、右下の「詳細」を選択します。
このとき、左のところで「普段使っている回線」が選ばれているかチェックしておいてくださいね。「Wi-Fi」になっていてもOKです。
続いて「TCP/IP」を選択してください。ここで IPアドレスを固定します。
まずは「IPn4の設定」ですが、「手入力」を選択してください。
すると、
〈IPv4 アドレス〉〈サブネットマスク〉〈ルーター〉の3つを選択できるようになります。ここを変えていきます。
〜〈IPv4 アドレス〉の設定〜
ここは「192.168.1.◯◯」と入力してください。
◯◯は「1〜300までの好きな数字」でOKです。ただ、なるべく大きい数字がベストです。
具体的には、「この回線を共有している他のデバイス(PCやスマホ)の数」より大きくないといけません。
例えば、使用しているのが「5台のデバイス」なら、「192.168.1.1」「192.168.1.2」「192.168.1.3」「192.168.1.4」「192.168.1.5」は使えないということです。
この画像の例のように、「100」とか「200」とかにしておけばいいと思います。
〜〈サブネットマスク〉と〈ルーター〉の設定〜
すでに表示されている場合は、そのままでOKです。もし表示ない場合は以下の手順で設定してください。
「IPn4の設定」で「DHCP サーバを使用」を選択します。
すると〈サブネットマスク〉と〈ルーター〉に値が出てきます。この画像では「255.255.255.0」「192.168.1.1」となっていますが、それをそのまま「手入力」してください。
〈IPv4 アドレス〉〈サブネットマスク〉〈ルーター〉の3つが設定できたら、「OK」そして「適用」をクリックしてください。
Macbook における「IPの固定化」はこれで完了です。
ポートを開放する。
では「Safari」を開いてください。
普段「Google Chrom」など、他のウェブブラウザを使っている方も同様に、「Safari」で設定しないといけないようです。
名前とパスワードを入力してください。
初期設定のままの方は、「user」などを両方に入れると入れる場合があります。
では、まず「接続可」「有線接続◯」「UPnP優先◯」「状態 – 回線接続中」になっていることを確認してください。
そして「詳細設定」→「静的IPマスカレード設定」へと進みましょう。
ズラーっと設定画面が並びますが、一番上の「編集」をクリックしてください。すると↑のような画面になります。
ここで〈変換対象プロトコル〉〈変換対象ポート〉〈宛先アドレス〉の3つを設定します。
それぞれ「TCP」「25565」「先ほど固定した IPアドレス」を入力してください。
そして最後に「設定」をクリックします。
すると、左上の「保存」マークがオレンジ色になるので、これをクリック。青色になったら保存完了です。
つぎは「設定」の横にある「前のページへ戻る」をクリック。
すると最初の設定画面に戻るので、ここでまた左上の「保存」を押してください。
ポートの開放は以上で完了です!
マルチプレイのやり方・進め方
マルチプレイのデータを「作成」しよう。
では「マインクラフト-MineCraft-」を起動して、「マルチプレイ」を選択しましょう。
つぎに「サーバーを追加」に進みます。
ここで〈サーバー名〉と〈サーバーアドレス〉を入力しましょう。
〈サーバー名〉は何でもよいので、好きな名前をつけてください。
〈サーバーアドレス〉は「localhost」と書いてください。
そして、この2つが入力できたら「完了」を押しましょう。
ちなみに、〈サーバーリソースパック〉はそのままで大丈夫です。
サーバーを立てて、友達に入ってきてもらおう。
〜「サーバーを立てた人がそのサーバーに入るには」〜
サーバーを立てた人は、入りたいサーバーを選択して「サーバーに接続」をクリックします。
これだけでOKです。
〈minecraft_server.jar〉をちゃんと開いていないと、うまく接続できないので注意してくださいね。その場合は、サーバーを立て直した後、↑の画面の「更新」を押せばOKのはず。
〜「サーバーを立てた以外の人がサーバーに入るには」〜
サーバーを立てた以外の人は、まず「ダイレクト接続」をクリックします。
すると直接〈サーバーアドレス〉を入力する画面になるので、ここに「サーバーを立てた人のIPアドレス」を入れます。
IPアドレスは Port Map か、以下のサイトで、サーバーを立てた人に確認してもらい、教えてもらってください。
教えてもらった IPアドレスを〈サーバアドレス〉に入力したら、下の「サーバーに接続」を選択します。
これでマインクラフトのマルチプレイが始められるはずです。
マルチプレイのデータを「保存」しよう。
セーブする前に、やるべきことがあります。
それは、「オペレーター権限の付与」です。
↑の画像のように、開いてあるサーバーの右下のコマンドスペースに、「/op ◯◯◯」と入力してください。(◯◯◯はユーザー名)
これで、権限が与えられたプレイヤーは、ゲーム中のコマンドでセーブができるようになります。
実際にセーブするときは、このようにマインクラフト上のコマンドで「/save-all」と入力するだけです。これでマルチプレイの「データ保存」が完了します。
コマンドの出し方は、マイクラのプレイ画面で、「キーボードの『T』」を押すだけ。
ただマイクラのマルチプレイでは、基本的には
「サーバーを閉じる際に強制セーブ」
「約1分ごとのオートセーブ」
の2種類の自動セーブが行われるので、それも頭に入れておくのがいいかと思います。
ゲーム難易度の変更など、その他のコマンドは以下の「マインクラフトwiki」を参考にしてください。
マルチプレイデータの「バックアップ」をとろう。
マルチプレイのデータは、一番はじめにマイクラサーバーを起動してきた時に出てきた「world」というフォルダの中に入っています。
なので、このworldフォルダをそのままコピーして保管するだけで、「データのバックアップ」ができます。
バックアップデータを保存する際には、
「world-2016.4.14」という感じで、「world-(日付)」という名前に書き換えておくと、後から使いやすくなるのでオススメです。
バックアップは重要なので、ぜひ覚えておいてくださいね。
PC版でのマルチプレイが、うまく出来ない方へ!
プレイステーション3なら簡単にマルチプレイが出来ます。
PS3 や PS Vita 版のマインクラフトだと、もっと簡単にマルチプレイができます。
しかもオンライン通信で、PS3では最大8人、Vitaでは最大4人のマルチプレイが楽しめますし、
PS3 で保存したデータを Vita で遊んだり、その逆も可能です。
Vita版のソフトには、「PS3用のダウンロード版」も一緒に入っているので、これを購入したら PS3 でも PS Vita でもプレイ出来てお得みたいです。
マイクラのマルチプレイは、シングルプレイに比べて楽しさが何倍にもなるので、ぜひぜひ遊んでみてくださいね。